工事監理部門のエースである同僚のトムは、堂々たる体躯に似合わず、うっとりするくらい繊細な言葉遣いをします。彼と話していると、いつの間にか仕事の内容よりもその英語表現に注意が向いてしまいます。水曜の午後、工事のスケジュールを更新していた際、
「今朝、エリックと俺とで工事終結フェーズだけのスケジュールを作っておいたぞ。奴がそれを今から持ってくるから、君のマスター・スケジュールにfeather in してくれる?」
「Feather In? その表現、初めて聞いたよ。どういうこと?」
「Feather (羽根)がどんな感じか思い浮かべてみてよ。柔らかくメッシュ状に組み入れるって感じかな。」
「いいねえ。クールな表現だなぁ。」
「ありがと。」
さっそく電子辞書で調べたけど、そんな表現は見つからない。
「辞書に載ってないんだけど。」
「え?そう?じゃ、アメリカ英語なんだろうな。この国じゃ、色んなカルチャーを取り入れて言葉がどんどん出来てるから。言っとくけど、俺だけが使ってる表現じゃないぞ。」
そこへPMのエリックが書類を手にやってきたので、
「エリック、それが工事終結フェーズのスケジュール?このマスタースケジュールにfeather in するわけ?」
と聞いてみたところ、戸惑いもなくちゃんと通じました。この二人だけに通じる表現だとは思えないので、きっと一般にも通用するのでしょう。これからちょくちょく使おう。
2010年5月1日土曜日
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早速試せて、しかもちゃんと通じるなんて素晴らしい!
返信削除関係ないけど英語にも幼児語ってたくさんあるのかな?
Taはありがとうで、Tataはさよなら?は聞いた事あるけど・・・
面白いですね~日々の発見!