2010年5月20日木曜日

Whatnot セリフの最後にワッナ?

上司のリックは、笑顔の優しいナイス・ガイです。最近彼と話していてずっと気になっていたのが、発言の締めくくりにしょっちゅう耳慣れない単語が出てくること。何とか聞き取ろうと気をつけていたところ、どうやら
「ワッナ」
と言ってることが分かりました。WATNAかな?と思って調べると、これはよく交渉術で使われる、Worst Alternatives to a Negotiated Agreementの短縮形。まさかくだけた会話の端々にこんな専門用語は差し挟まないよなぁ。

リックひとりが気に入って使ってる特殊な言葉かもしれないと思い、そのまま追求せずに放っておいたのですが、水曜の電話会議中、複数の人がこの単語を使っているのを耳にしました。あわてて同僚のエリカのオフィスへ行って尋ねてみると、彼女、質問が飲み込めない様子。私が何度発音しても、そんな言葉はない、と言うのです。
「AとかBとかCとか、それからワッナ。そんな感じで使われてたんだよ。」
と説明して初めて、
「ああ、分かった。それ、Whatnot だと思う。」
と答えました。なになに?WHAT NOT?

色々と物の名前を並べた後、最後に「とかね。」って感じで終わらせたい時使う言葉らしいのです。たとえば、
「スーパーに行って、たくさん買わなきゃいけないの。ビールでしょ、枝豆でしょ、塩辛でしょ、それにWhatnot。」

でもさあ、What と Not を繋げるって文法的にどうなのよ?そこへマリアが通りかかったので、
「Whatnotって、使う?私は使うけど。」
とエリカ。
「使うわね。」
とマリア。
「これって、もしかしてクールな英単語?」
と私。ちょっぴり期待して。すると二人が同時に、
「全然。」
と答えました。

そういうわけで、これは「クールじゃないけど知ってた方が良い単語」みたいです。

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