2010年6月17日木曜日
まだいける
日曜日に、家族でFiesta Island という海辺の公園へ行って凧揚げをしました。風の強い日だったので、拍子抜けするほど楽々と揚がりました。充分高く揚がってから息子にバトンタッチし、カメラをいじっていたところ、
「たすけて~!」
という息子の声。顔を上げると、彼が芝生の上をばたばたと走っています。なんと、糸巻きを手放してしまった様子。風に乗ってどんどん陸の方へ流されていく凧の紐を摑まえようと、必死で追いかけているのです。彼が向かう先には、交通量の多い道路が。もう8歳なんだから、まさかあんなところへ飛び出したりはしないだろうな、とは思ったものの、ふと昔観た映画、スティーヴン・キング原作の「ペット・セマタリー」の悪夢のようなシーンが蘇ってきました。
歩き始めたばかりの息子が、風に流されていく風船(凧だったかもしれない)を追いかけて、道路によたよたと出て行ってしまう。これを追いかけていた父親が、途中で足を何かにとられて動けなくなる。必死に名を呼び続ける父親。しかし彼の目の前で、息子は無残にも大型トラックに轢かれてしまう…。
気がつくと私は、自分でも信じられないような猛スピードで駆け出していました。息子を追い越しつつ、
「止まってそこで待っていなさい!」
と言い残し、かなり長い距離をトップスピードで走ってから、道路に出る直前で糸巻きをゲット。
去年の今頃、息子の日本語学校の運動会でパン食い競争に出た時以来だな、全力疾走したの。100mはあったぞ。まだ結構いけるじゃん、と顔がほころびました。
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息子を助けるお父さん、さすが、カッコいい!
返信削除全力疾走は助けるときだけにしてね。無理は禁物です。
私も先々週息子の運動会を見ただけで走りたくなったもんですが、心と体のかい離を無視すると大変なことになります(笑)。
案の定、翌々日に太ももが痛くなりました。それもちょっと嬉しかったんだけど…。
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