週末に夫婦で、“Up In the Air” というジョージ・クルーニー主演の映画を観ました。全米の企業を飛び回り、従業員に解雇を告げるのが彼の仕事。誰もやりたくない汚れ役を外部の人間が演じるというわけ。
「私は17年間も真面目に働いて来たのよ。明日からどうしろっていうの?」
「お前は一体何様なんだ?初対面のお前にどうしてこんなことを言われなきゃならんのだ?」
などと罵倒されながら一人ずつ引導を渡す。解雇通告を受けた社員がよく使っていた表現が、
“Just like that?”
簡単な表現なんだけど、今ひとつ使い方が飲み込めない。ネットで調べると、「あっけなく」とか「やすやすと」とあります。映画に出てきた状況から考えると、
「それでおしまい?そんな簡単に片付けられちゃうわけ?」
という意味でしょう。他にどんな状況で使えるのかな、と思って今朝同僚のリチャードに聞いてみました。この手の質問にすばやく答えられる人って稀なんだけど、彼も唸って考え込んでしまいました。
「もしかして、長年付き合ってきた彼女に、他に好きな人が出来たから別れてくれって言ったら、Just like that? って言われる?」
と尋ねたところ、
「それだそれ!それこそぴったりなシチュエーションだよ。長期間かけて関係を築き上げて来たのにあっさりと別れを切り出されたら、そう言うよね。解雇シーンよりよっぽどしっくり来るよ。」
と、やや興奮気味に承認されました。
というわけで意味は良く分かったけど、使える場面にこの先巡り合うかどうか疑問な表現です。
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んー。
返信削除「そういうこと(なの)?」ってなところでしょうか?
just like thatいずれも単語は中一で習うような単語だね。奥深い。
映画のタイトルで思い出したfifth and dimention の名曲、up up and the way.
Would you like to ride in my beautiful baloon・・・みたいな歌詞だったと思う。空に飛んでっちゃうような曲。よかったなぁ。
あったねえ、そんな歌。妙に高揚感を覚えるメロディーライン。シアワセな気分になるね。
返信削除日本の女性が言う「なんで?」に近いかと。
返信削除そうですか。どんなイントネーションなのでしょうか?「で」にアクセントがあるやつかな?
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