昨年最も高い報酬を得た女性経営者25人は誰か、という記事を読みました。
第一位の女性の年俸は$38.6ミリオン、日本円にして約35億円、月給にすると約3億円です。ファストフード店で働く女性の、およそ三千人分の稼ぎですね。教育レベルや責任の重さが違うといえ、同じ人間に生まれてこれほどの差が開くとは・・・。
高い報酬で人材を集めるのはプロスポーツと同じ。メジャーリーグに世界中から優秀な選手がやって来るのは、その桁違いな報酬もさることながら、世界レベルの一流選手と一緒にプレイ出来るから、というのが大きな動機になっていると思います。
良くも悪くも、これがアメリカ流。しかしこの国のこういうやり方を、快く思っている人ばかりではありません。同僚のリタとこの話をした時、彼女は
「物には限度ってもんがあるわよね。」
と不快感を表しました。
同僚でベテランPMのダグは、日本で長く仕事したこともある親日派。彼は日産自動車の社長室を訪ねたことがあるそうなのですが、その時の印象をこう話していました。
“The CEO’s office was not as ostentatious as those in the U.S..”
アメリカの社長室みたいにケバケバしくなかったよ。
このOstentatious(アステンテイシャス)は、「派手な」「けばけばしい」という意味。「ゴージャス」にネガティブな意味合いを加えた単語だと思います。ちなみに私は、「ステンテイ」の部分の響きが江戸弁みたいで好きです。
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