2010年7月27日火曜日

Blonde Moment 紳士は金髪がお好き

才気煥発、敏腕PMのキャスリンは、メールの返信が誰よりも速いのですが、それが仇となって月曜の朝珍しくヘマをやりました。副社長のクリスに、私が
「別途送った書類への承認をお願いします。」
とメールを送ったのですが、そのCCに彼女の名前を連ねていたのです。それを自分に宛てたメールだと勘違いしたようで、五秒もしないうちに、
「私、そんな書類知らないわよ。」
と全員に向けて一斉返信。
「クリスへの依頼だったんだよ。」
と彼女だけに向けて返信したところ、十秒後にお詫びのメールが返って来ました。

Sorry…having a blonde/Monday morning moment…
ごめん。月曜の朝でちょっとボケちゃった。

このBlonde Moment というのは、「ドジな瞬間」という意味で、ブロンド(金髪)を「ドジ」とか「天然ボケ」という風に扱ってるのですね。

アメリカ人の間には、金髪の女性は「可愛いけど多少おつむが弱い」という固定観念があるようで、ずっと以前にもデイヴから、
「リンダと話が噛み合わないのは何故でしょう。それは彼女がブロンドだから。」
というジョークを「誰にも言うなよ」と釘を刺された上で教えてもらいました。やっぱりこれは、本人が言う分にはセーフでも、他人が冗談のネタにするにはヤバイ種類の表現なのでしょう。

キャスリンも自分の有能さをよく分かっているからこそそんなことが言えるわけで、ほんとに「可愛くてちょっとバカ」なブロンド娘が同じセリフを吐いたら笑えないかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿