先日のこと。そろそろ帰宅しようと机の上を片付け始めたところで、電話が鳴りました。
「ヴェンチュラ支社の〇〇という者だけど。」
初めて聞く名前です。プロジェクト・マネジメントのソフトウェアの件で質問があるとのこと。
“People say that you are a know-it-all guy regarding this software.”
そして私が彼の質問に即答すると、
“They were right. You really are a know-it-all guy. Thank you!”
と電話を切りました。半笑いで職場を後にする私…。
このKnow-it-all というフレーズですが、私の理解では「知ったかぶり」という意味なんです。
「みんなが言ってることは正しかったよ。あんた、ほんとに知ったかぶりだな。ありがとさん。」
そういう風にも訳せるところですが、彼の声のトーンからはどうもそんな嫌味は感じ取れません。Know-it-all は文字通り、「物知り」とか「〇〇通」とかいう意味合いで使われていたように思えました。翌日、いつものように弁護士の同僚ラリーに質問。
「一般的には、知ったかぶりという意味で使われてるけど、ポジティブな場合もあるね。僕は大抵ネガティブな文脈で使うけど。Know-it-all jerk (知ったかぶりの嫌な奴)とかね。そうだなあ。ポジティブ3割、ネガティブ7割、ってところかな。」
そんな微妙なフレーズだったのか!とするとヴェンチュラ支社の彼は、誤解されるかもしれないことを覚悟の上で、3割に賭けたわけですね。
“They were right. You really are a know-it-all guy. Thank you!”
「みんなは正しかったよ。君は本当にこのソフトのエキスパートなんだね。有難う!」
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