2011年4月1日金曜日

Know-it-all 知ったかぶり?

先日のこと。そろそろ帰宅しようと机の上を片付け始めたところで、電話が鳴りました。
「ヴェンチュラ支社の〇〇という者だけど。」
初めて聞く名前です。プロジェクト・マネジメントのソフトウェアの件で質問があるとのこと。

“People say that you are a know-it-all guy regarding this software.”

そして私が彼の質問に即答すると、

“They were right. You really are a know-it-all guy. Thank you!”

と電話を切りました。半笑いで職場を後にする私…。

このKnow-it-all というフレーズですが、私の理解では「知ったかぶり」という意味なんです。

「みんなが言ってることは正しかったよ。あんた、ほんとに知ったかぶりだな。ありがとさん。」

そういう風にも訳せるところですが、彼の声のトーンからはどうもそんな嫌味は感じ取れません。Know-it-all は文字通り、「物知り」とか「〇〇通」とかいう意味合いで使われていたように思えました。翌日、いつものように弁護士の同僚ラリーに質問。

「一般的には、知ったかぶりという意味で使われてるけど、ポジティブな場合もあるね。僕は大抵ネガティブな文脈で使うけど。Know-it-all jerk (知ったかぶりの嫌な奴)とかね。そうだなあ。ポジティブ3割、ネガティブ7割、ってところかな。」

そんな微妙なフレーズだったのか!とするとヴェンチュラ支社の彼は、誤解されるかもしれないことを覚悟の上で、3割に賭けたわけですね。

“They were right. You really are a know-it-all guy. Thank you!”
「みんなは正しかったよ。君は本当にこのソフトのエキスパートなんだね。有難う!」

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