今朝のこと。同僚リチャードが私の顔を見るなり、興奮した面持ちでこう言いました。
「週末にテレビで、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルを見てたんだ。そしたら日本の津波の特集をやってたんだよ。これまでテレビで流れたことがなかったような、一般市民の撮ったビデオが次々に流れてね。もう信じられないシーンの連続だった。」
そして彼が発したのがこのセリフ。
“My jaw was on the ground the whole time I was watching the program.”
直訳するとこうです。
「番組を観てる間ずっと、僕のあごは地面の上だったよ。」
よく聞く表現に、
Jaw-dropping
というのがあり、「あごが落ちるような」つまり「度肝を抜くような」という意味なのですが、リチャードはこれを更に強調したわけですね。
「番組を観てる間ずっと、度肝を抜かれっぱなしだったよ。」
さっそくネットでナショナル・ジオグラフィックへ行って抜粋版のビデオを観ました。家や車がおもちゃのように流されていくシーンの裏で、
「終わりだ。もう駄目だ。」
という人の声が聞こえ、“It’s over.” という字幕が踊ります。ショッキングな映像が終わり、画面を下にスクロールすると、俳優のマイケル・ダグラスの顔を発見。クリックしたところ、彼が喋り始めました。
「日本の皆さん、あなた方はひとりぼっちではありません…。」
どうやら各界の著名人が日本支援の表明をしているビデオが集められているようです。マイケル・ダグラス、だいぶ老けたな。彼が最後に、カタコトの日本語でこう言います。
「オウエンシテイマス。」
涙がこみあげました。
2011年4月18日月曜日
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