2011年4月23日土曜日

That’s a good question. 良い質問ですね。

日常会話、特にプレゼンやトレーニングの場で、

“That’s a good question.”
「良い質問ですね。」

というセリフにしょっちゅう出くわします。ビジネス・スクール時代に、ある友人がこう言っていました。

「質問を理解出来ない場合とか、答えに窮するような鋭い質問を受けた際の時間稼ぎ用に、よく使われるフレーズだね。とても便利な切り返しだよ。」

実際のところよく注意して聞いていると、本当にそういうケースが多いことに気付きます。先日も、ダウンタウンのオフィスで行われたトレーニングに参加していた時、インストラクターのナンシーがこのフレーズを連発していたので、相当答えに詰まってるな、と可笑しくなりました。

ところで今日の昼過ぎ、カーラジオでNPRという公共放送にチャンネルを合わせました。A Way with Words という、英語を巡るリスナーからの質問に答える番組があるのですが、ちょうど司会の男女二人組が電話を受けたところでした。
「質問した相手から、That’s a good question. (良い質問ですね)と言われることが多いんですけど、どうも落ち着かないんですよ。だって私は、質問のクオリティを評価して欲しいなんて思ってないんです。ただ答えが聞きたいだけ。どうして人は、そんな切り返しをするんでしょうね。いえ、怒ってるわけじゃないんですよ。分かります?私の言いたいこと。」

ここで司会者の女性の方(マーサ)が話し始めたので、お、これは「時間稼ぎをしてるだけです」とか言うかもな、と期待してたら、彼女、なんとこう言ったのです。

“I know what you’re saying. You raised a very good po…. Never mind.”
「分かりますよ。とても良いポイントを挙げて下さっ…。なんでもないです。」

慌てぶりが、とっても可愛かったです。

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