今日は、プロジェクトマネジメント・プログラム・トレーニングの最終日。ダウンタウンのオフィスに行ってきました。インストラクターの面々は、皆プログラムの使い方を習ったばかりで、実戦で活用した経験がありません。そのため、過去一年半ヘビーユーザーとして知られてきた私がサポートする、という訳。
インストラクターの一人ナンシーが、
「こちらのデータを変えると、あちらのデータが自動的に変わるので、それを見ながらアップデートするといいですよ。」
という説明をしたので、私が割って入りました。
「いや、その二つは連動してないよ。一旦データをセーブして承認を得るまで、あちらのデータはそのままなんだ。」
「あら、私が教わったのと話が違うわ。」
困惑した彼女が使ったフレーズがこれ。
“This should be updated on the fly.”
「オン・ザ・フライで変わるはずよ。」
オン・ザ・フライ??なんじゃそれ?
ま、前後の文脈から考えて、「同時に」とか「即座に」という意味であることは想像がつくのですが、フライとどう関係しているのかが分かりません。自分のオフィスに戻り、さっそく同僚のリチャードに質問。
「飛行中に、というのが語源だと思うよ。飛びながら同時に何か他のこともする、つまり大急ぎで、という意味に使われてるよ。僕なんかはよく、 “I grabbed lunch on the fly.” (大急ぎで昼食を取った)みたいな感じで使うね。」
なるほど、今回の場合は「大急ぎでデータが変わる」ってことね。でもこの訳し方はあんまりクールじゃない。
帰宅後あらためて調べたところ、これはコンピュータ業界でよく用いられる表現だということが分かりました。データベースがリンクされていて、一方を変えたら即座にもう一方が変わる、というダイナミックなシステムを指して言うみたい。こうなると、途端にクールな感じに聞こえますね。さっそく本日のトレーニングでこの表現を使いました。
“You may think it will change on the fly but it won’t.”
「連動して同時に変わると思うかもしれないけど、変わらないんだな、これが。」
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