2011年4月28日木曜日

Why the long face? どうしたの?

先月のこと、同僚ラリーがインド出身のウデイに、

“Why the long face?”
「なんで長い顔してんの?」

と尋ねる場面に出くわしました。ウデイはちょうど私に背を向けていたのですが、彼は知っている中でも群を抜いて丸顔です。一体どんな表情をしてるんだろう?と興味をそそられたのですが、顔を拝む前に彼が自分のオフィスに引っ込んでしまいました。後で聞いたところ、一ヶ月以内に解雇するぞという宣告をボスから受けたばかりだったとのこと。ひえ~。

すぐにネットでこの Long Face を調べたところ、「悲しそうな顔」という意味であることが分かりました。今日の午後オレンジ支社のスティーブンに、この表現について説明を求めました。
「悲しい時って、ちょっと長い顔になるでしょ。」
とスティーブン。
「え~?そうかな。僕はならないけど。」
「ほら、アゴがこう落ちて、長くなるじゃん。」
二人で悲しい顔をしてみました。うん、確かに若干長くなるかも。
「激しく泣いている人にも言う?」
「いや、そこまで感情的になってたら使えないな。」
「少し沈んでる時に使うの?」
「そうそう。」
「ふ~ん。ところで、このフレーズにはなんで動詞が含まれてないの?」
「それはね。Why do you have the long face? を省略してるんだよ。もう決まり文句になっててね。長い表現は聞いたことないな。」

一旦納得して席に戻ったのですが、もう一度スティーブンの席に行きました。
「じゃさ、本当に顔が長い人にこのフレーズ使ったらどうなる?君はどうしてウマヅラなの?って聞いたことにならないかな?」
普段あまり笑わないスティーブンに、これは思いのほかウケました。ひとしきり笑ってから真顔になり、
「そういう冗談を言うのは、近しい友達だけにしといた方がいいと思うよ。」
と、実に生真面目なコメントをくれました。

ちなみにインド出身のウデイは、社内の知人に電話をかけまくった結果、めでたく東海岸の支社に空きポストを見つけ、つい最近引っ越して行きました。

2 件のコメント:

  1. なんだか昔、
    pull a long face
    という表現を習ったような気がする。

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  2. 「悲しい顔をする」という表現だね。なんで pull なのかな。長い顔をさらに引っ張るってことかな。しっくり来ない動詞が入ったフレーズは使いにくいよ。

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