今朝は、電話会議による月次プロジェクト・レビューがありました。担当プロジェクトが間もなく終了する旨説明したPMのエリックに対し、西海岸を所掌する大ボスのチャックが、こう質問しました。
「下請けをクビにする話はどうなったんだ?」
「来週決着をつけます。問題なく処理できると思います。」
そうエリックが答えると、財務のトムが口を挟みます。
「前にもこの話はしたと思うけど、慎重に動いた方がいいぞ。」
ここでチャックが満を持して、「下請けを軽く見たためにとんだしっぺ返しを食った」昔話を披露しました。身の毛もよだつ恐怖体験談に皆が静まり返った後、進行役のボブが、
「俺にも似たような経験があるぞ。」
と、すかさずとっておきのエピソードを紹介しました。この時の会話で、チャックとボブの両方が使ったフレーズがこれ。
“Let me share my war story.”
直訳すると、
「俺の戦争体験を聞かせてやろう。」
ですが、ここで使われている War Story とは、「苦い経験談」のこと。要するに、似た状況で自分はイタい失敗をしたから、同じ過ちをエリックに繰り返させないために、教訓を伝えてあげたのですね。
これまで、「教訓」という意味の英語表現としては“Lessons Learned” しか知りませんでした。シンプルながらインパクトの強いバリエーションを有難う!
2011年2月17日木曜日
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