2011年1月30日日曜日

What goes around comes around. 自分で蒔いた種

先日、廊下を挟んではす向かいの部屋で仕事している同僚ラリーのところに、インド出身のウデイが来て暫く立ち話していました。聞くとも無く聞いていると、どうやら話題は、最近のエジプトで起こっている騒動の件。チュニジアの革命が飛び火して、アラブ世界全体をも揺るがす革命を予感させる、大事件になっているのです。

民主的解決を求めるアメリカの対応について話が及んだ時、ラリーがこう言いました。
「そもそもアメリカは、イスラム主義勢力を抑えるために、エジプトの独裁軍事政権に肩入れしてたんだよ。平和的対話を!なんて今さら言ってもねえ。」
ラリーが皮肉っぽく笑いながら、こう締めくくりました。

“What goes around comes around.”

おお、これは新しいイディオム!“Go around” したものが “Come around” する、つまり自分が投げた物がぐるっと回って戻ってくる、というブーメラン的イメージですね。急いでこれを書き留め、さっそくネットで意味を調べました。

英辞郎によれば、「因果応報」とか「自分の行いは自分に返ってくる」となっていますが、今回の件に限って言えば、「自分で蒔いた種」とするのが一番しっくり来る気がします。

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