2011年1月9日日曜日

Eyes glazed over (退屈して)目に生気が無くなる

今度の水曜、ロスのダウンタウンまで行き、プロジェクトマネジメント・プログラムのトレーニングにゲスト参加することになりました。これは三日連続のトレーニングで、全米から集まった約30名の社員が、スーパー・ユーザーになるための集中講義を受けるのです。私はその最終日に出席し、過去一年のスーパー・ユーザー体験を話す、という段取り。

一昨日、取りまとめ役のリサにメールで、
「どんな形のプレゼンをしたらいい?一応パワーポイントのスライド作ってみたんだけど、聴衆が何を求めてるか今ひとつ掴めてないので、これが心に響くかどうか分からないんだ。」
と質問してみました。リサは私の努力に感謝した後、こう返信して来ました。

It’s hard to say right now if the PowerPoint would be overkill.
今の段階じゃ、このパワーポイントが情報過多になるかどうか分からない。

そしてこう続けます。

We don’t know if their eyes will be glazed over by Wednesday!
水曜にはもう出席者の目がグレイズ・オーバーしてるかもしれないしね!

この glaze over するというのは、英辞郎では「どんより曇る、陶酔してボーッとなる」となってます。目がglaze over するのは、退屈な表情になる、ということですね。でもこの Glaze という単語は一体何なんだ?ということで、調べてみました。

そもそも語源はガラスを意味する glass と同じようです。Glaze は「ガラスを窓にはめこむ」の他、光沢をつけるための「うわぐすりを塗る」という意味もあります。いずれも輝きを想起させる訳ですね。それが glaze over になると、どうして「曇り」になるの?というのが私の疑問。最初は目の上にガラスを一枚乗せる、つまりコンタクトレンズのように一層被せる、ということかな、と思いました。でもそれだと「どんより」したイメージにはなりません。むしろよく見えるようになるでしょ。

で、調べを進めるうち、glazed は「glassy になること」というを見つけました。そこでGlassy を調べてみると、これが「生気の無い」という意味であることを確認。「glassy(ガラスのような)」というのは「無機質な、生き物らしくない」ということで、「目がガラスのようになる」、つまり「目に生気が無くなる」というのが正しい訳だと思います。

リサが言ったのは、最初の二日間で出席者がもう飽き飽きしちゃって、三日目の水曜には目から生気を失っているかもしれない、そんな時にパワーポイントのスライド見せても効果は期待出来ないだろう、ということですね。

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