2011年1月6日木曜日

Keep your fingers crossed. うまくいくといいね。

同僚のパトリシアは成人してる息子さんがいるのですが、ここ数年、カレッジの学位を取るため夜学に通ってます。
「予定ではあと2学期あるんだけど、もしかしたら最終学期を待たずに学位が取れるかもしれないってことが最近分かったの。最後の単位は外国語なんだけど、もしも高校で既に何か授業を取ってたら、免除してもらえるんですって。私、自分が何取ったかさえも憶えてないのよね。昨日、成績証明書を送ってくれるよう母校に申請書を送ったところなの。届いた書類に外国語の授業が入ってたら、春には晴れて念願の学位をゲットよ!」

その時、いつのまにか我々の立ち話に割り込んでいたリンジーがこう言いました。

“Keep your fingers crossed!”
うまくいくといいわね!

このフレーズ、ほんとにしょっちゅう耳にするんだけど、ずっと使えずにいました。人差し指と中指を交差させながらこれを言うことになってるようなんですが、日本人にとっては「エンガチョ」でしょ。なんだか抵抗があって…。

語源を調べてみたところ、予想通り、十字架を意味してるらしいことが分かりました。もともとは、二人の人がそれぞれ人差し指を出して交差させるコンビプレーだったようです。十字架を差し出すことで「幸運を祈る」というのは一応納得できる話だけど、悪魔祓いにも使われるんじゃないのかな、だとすると紛らわしいジェスチャーだよな、という疑問が浮かんだのですが、これに対する回答は既に出ていたことを思い出しました。

数年前のある日、体調が悪いにもかかわらず出社してゴホゴホ咳きこんでいたところ、同僚のロシェルが両手の人差し指を垂直に交わらせ、
「ゴーホーム!」
と叫んだのです。なるほど、悪魔祓いの場合は両手を使うのね。

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