一昨日、ADPという団体からこんな手紙が届きました。
「ご請求いただいた 1,100 ドルは、残念ながらお支払い出来ません。」
つまり、約10万円の支払いを拒絶されたのです。会社を通じてFSA(Flexible Spending Account)というプログラムに参加しているのですが、これを扱っているのがADPという団体。この団体に、一年の初めに一定金額を納め、これを健康保険でカバーされない医療費に充てる、というのがプログラムの趣旨。この掛け金は課税されないので、全部使い切れば税金分得をするけど、使い切らない分は全部ADPに持っていかれる、という仕組み。当然、相手も商売だから、加入者が掛け金を使い切らないようにして儲けを出したいわけで、何かと難癖をつけて支払い申請をはねつけるのです。
「どうしよう。1,100 ドルは大金よ。」
とショックを隠せない様子の妻。「支払いできない」って、そもそも我々の金なのに…。
「大丈夫。任せといて。何とかするから。」
と私。
こういうことは初めてじゃないのです。ADPに限らず、支払いを理不尽に拒否したり、余分な金を騙し取ったりする会社はうんざりする程あります。クレジットカード会社はもとより、銀行もしょっちゅうやらかすし、公共サービスに近い電話会社だってそうなんです(日本では考えられない)。
こんなときモノを言うのは、「クレームレターを素早く書く能力」です。弁護士の上司の下で一日最低二通はクレームレターを書いて来た経験が、こんなところで活かされるわけですね。15分で「何故おたくが耳を揃えて全額払わなければならないのか」を筋道立てて執筆。これを一発FAX送信しました。
そして本日、支払いが行われたのをオンラインで確認しました。諦めずにコツコツとクレームレターを書くこと。これが出来れば、納得の行かない理由で金をむしり取られるリスクを軽減出来ます(怖い国です)。
同僚リチャードの部屋に行ってこのエピソードを披露した時、
「粘り勝ちってやつだよ。」
と言おうとしたのですが、英語が出てこない。何て言えばいいんだろう…?
“Persistence…”(粘り強さは)
と言いかけると、リチャードが
“Pays off.” (報われる。)
と続けてくれました。
Persistence pays off.
粘り強さは報われる。
う~ん、いい言葉だ。
粘り負けた。
返信削除自転車を盗まれた話はしたかな?
ある日、駅前放置自転車撤去により、あなたの自転車はどこどこに保管してあるので、手数料3000円で・・・というハガキがきた。
え??自転車?
集合住宅の駐輪場を見ると、確かにない。うちの自転車、しかも2台。あわてて区役所に電話し、「ハガキをもらって初めて盗難に気付いた場合は?」と尋ねたところ、撤去日前に警察への盗難届が出ていないと、費用免除の対象にはならないとのこと。
集合住宅で多くの自転車があること、しばらくの間は健康のために、徒歩で自転車は使用していなかったこと、よってハガキが来るまで盗まれたことに気付かなかったため、盗難届のだしようがなかったこと、などを説明しました。
結論を先に言うと、全くダメ。
頭にきたけど、冷静に書面にして自転車なんとか対策課に送ってやったよ。そしたらご丁寧に区役所印まで押した仰々しい手紙がきて、「お気の毒ですが撤去費用免除の対象にはなりません」と。何がお気の毒だ?
ようはそうやって、手数料逃れをするやつが多くいるかららしい。「じゃあ、私が嘘をついているということですね?」というと、「そうは言ってません」と。あとはもう問答にならない話と文章ばかり。
あまりにくだらないやり取りに怒りを覚え、時間の無駄だということで断念したけど、まだおさまらない。3か月弱かかって、盗まれた自分の自転車を返してもらえない。
粘り負け・・・は、何と表現するのかね?
I gave in to their persistence.
返信削除かな。しかしそれはひどい目にあったね。いや、過去形じゃないね、現在進行形だね。
日本では、サービスの質がおしなべて高い代わりに融通が利かないんだよね。アメリカはその逆。その中間がいいんだけどな。