そして、金曜午後のオフィスでの出来事を話してやりました。
親日家の熟練PMダグと廊下でばったり会った際、彼がこう言ったのです。
「おおっ、いいところで会った。シンスケ、頼みがあるんだ。」“Water” と “Earth” を漢字で書くとどうなるか教えてくれ、という依頼。この場合の “Earth” はきっと「地球」のことじゃないんだろうな、と察し、メモ帳に「水」と「土」を書いて渡しました。
ダグは堅物のクリスチャン。身体にタトゥーを入れるイメージとはほど遠いキャラです。なんでそんなことをしようと決めたのか、理由を聞いてみることにしました。
「C型肝炎撲滅のための募金活動なんだよ。タトゥーをひとつ入れる毎に何十ドルお金が入る、というシステムでね。」「確かに土と水なら、たとえテロリストに意味が通じたとしても、きっと誰も怒らないよね。」
熱いシャワーを肩に浴びながらじっと聞いていた息子が、
「僕がその人だったら、こういう字にするな。」と、指で曇りガラスに「清世」と書きました。おお~っ、それはメッセージ性が強いなあ。ちょっと感心しました。
「でもパパ、なんでみんな刺青なんかするのかなあ。」
と息子が聞くので、「好きな人とか好きな物とかへの思いを忘れないため、身体に刻み込もうって考えるんじゃないのかな。」
ここで、以前一緒に観た「すべらない話」でケンドー小林が披露した、「クリスチャンのフィリピン女性が背中に漢字で神様、と彫ってもらう」話を思い出し、二人で笑いました。
笑い終わると、急に真面目な顔になった息子が、
「僕なら背中にこういうタトゥー入れるよ。」と、おもむろに文字を書き始めました。シャンプーを終えて曇りガラスに目をやると、こう書かれていました。
いくら
う~ん、大好物なのは分かるけど、ちょっと間抜けだぞ。
ご子息、ナイスです(笑)
返信削除かわいいのでアルカイダもきっと真っ先に解放することでしょう…
よしさん、有難うございます。子供の発想って、ほんとに突拍子も無いですよね。
返信削除ビッグ・ビシャス・グリムスという「はっちゃけた」ファイトをするレスラーが、たぶん「クレイジーって彫ってくれ」と注文したのでしょう。首の後ろに「気違い」ってイレズミを入れていました。ホントは「狂気」とか「狂獣」とかもうちっとカッコイイのをイメージしていたのだろうケド、かなり笑えました。
返信削除放送禁止用語を彫っちゃったら取り返しがつかないよねえ。テレビに登場するするたびにボカしをかけるんじゃ、仕事来なくなるんじゃないかな。
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