2012年4月27日金曜日

大胆なヘアカラー

今月で永住権(グリーンカード)が失効します。先日、10年間の延長申請をしたのですが、それだけでは済みません。CISCitizenship and Immigration Services)のオフィスへ出頭しなくてはならないのです。ちなみに、予め支払った手数料は450ドル(日本円で4万円弱)。こないだ、同じ境遇にある日本人の美容師さんとこの金額について話し合った際、彼女は
「ほんと、文句言えないところからたんまりお金取るんだもんねえ。」
とボヤいてましたが、国外追放の憂き目に会う恐れも無く10年間暮らせるんだから、決して高くは無いと思います(普通の就労ビザだけだと、失職した途端に違法滞在者と見なされてしまうのです)。

昨日の朝、9時のアポに間に合うよう早めに出発。場所は、メキシコ国境の5分くらい手前のエリアにある、質素な建物でした。最近妻と一緒にドラマ「24」のDVDを毎晩観ているせいで、取調室みたいな部屋で厳しい尋問(何故お前はこの国に居座っているのだ?など)を受けるイメージを勝手に思い描いていたのですが、中へ入ってみると、係官のおばちゃん達が、出頭者(ほぼ全員メキシコ人)の指紋採取と顔写真撮影を、まるで工場の流れ作業みたいにせっせと続けてるだけ。

まずは受付で渡された書類に、氏名や住所などの必要事項を記入します。身長・体重、そして目の色、髪の色、と続きます。まずは目の色。

Blue, Brown, Hazel, …

と色の名前が並び、該当するものにマルを付けよ、というわけ。ふと気付くと、選択肢の最後に、Maroon(赤)、Pink(ピンク)とあります。えっ?そんな色した目玉ってあるの…?と訝るも、まあいいか、とBrown (茶)に丸をつけ、次のHair Colorへ。

Black, Blond, Brown, Red, Sandy, White

迷わずBlack に丸をつけたのですが、ここでBlack の前にBald という選択肢があることに気付きました。一瞬、Boldと読み違え、
「大胆なヘアカラーってどういうこと?染めてるって意味かな?」
と悩んだのですが、すぐに誤解に気付きました。

Bold (発音はボウルド)は「大胆な、派手な」
Bald (発音はボールド)は「禿げ頭の」

きっと、
「ここには該当する髪の色が無いよ。だってそもそも俺の頭には毛が無いんだから。」
とスキンヘッドの人に指摘され、慌てて追加したのではないか、と密かに推測したのでした。

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