問題は、この学校、一斉テストの結果を元にした評価が低いこと。対して、地元のマンモス公立校はかなりお勉強が出来るみたい。どっちへ行かせるのが良いか?うちの子は、大きなグループに入ると埋もれてしまい、やる気を失くす傾向があるので、少人数の方がいいような気がします。でも、将来の大学受験などを考えると、どうなんだろう…?
さっそく一昨日の昼前、仕事を一時間だけ抜けて、妻とアポ無し見学に行って来ました。校内はどこもかしこも飾りつけが施されていて、まるで学園祭。カラフルな壁越しに教室を覗くと、子供たちが楽しそうに、しかし真剣に何かに取り組んでいるのが見て取れます。トイレを借りようと廊下を進んだところ、中一くらいの男の子が入れ違いにトイレから出てきて、
“Hi!” (こんにちわ!)と朗らかに挨拶して来ました。
「教師も職員も子供も、全員が全員を良く知ってる。これはすごいことよ。誰かが風邪ひいて休んでたら、みんなに伝わるの。」
そいつはすごい。
「夏休みに入るでしょ。子供たちがね、毎日、そう、ほんとに毎日電話してくるの。学校に来てもいいですか?って。みんな、学校が大好きなのよ。」
ここで彼女が言ったせりふが、
“That was mind-boggling.”
「衝撃的だったわよ。」
Boggle は「びっくりさせる」ですから、mind-boggling (マインバグリンと聞こえます)は文字通り、「度肝を抜く」「衝撃的な」「ショッキングな」という意味ですね。でも、mind-blowing
という表現も、同じような意味でしょっちゅう使われているのを聞きます。違いは何?
「じゃさ、彼のプレゼンはmind-boggling だった、という表現はアリ?」
彼女はちょっと考えた後、
「いいえ、それは言わないわね。その場合はmind-blowing の方がいいと思う。」
「じゃ、違いは何?」
「mind-boggling は、信じられない、想像を絶する、理解出来ない、という意味合いがあると思うわ。プレゼンがmind-boggling だと意味が伝わってないわけだから、駄目よね。」
「じゃ、トレイシーにとってのmind-bogglingは何?」
「世の中には、小さな子供を殺す人がいるってこと。」
即答です。
「なるほどね。ありがと。」
次に物知りの同僚ディックのオフィスへ行き、セカンド・オピニオンを求めました。
「あまりのことに呆然としてしまう、っていうニュアンスがあると思うよ。」
そこへジョシュが入ってきて、我々の会話を中断させます。明らかに気が立っています。
「あの会社の連中と来たら!」協力会社の仕事ぶりのお粗末さについて、ディックに向かって延々とまくし立てるジョシュ。私は暫くそこに立って、話が終わるのを待っていたのですが、ジョシュの興奮は高まるばかり。そのうちディックが私の方をチラッと見ながら、
“That’s mind-boggling!”
と合いの手を入れます。ジョシュは「そうだろ!」とますます勢いづいて、連中の失態を述べ立てました。数秒後、ディックが今度は半笑いで、
と繰り返します。私もふざけた口調で同じセリフを繰り返したのですが、ジョシュは一向に止める様子がありません。諦めて退散し、仕事に戻りました。このフレーズ、話し手の興奮を煽るのに効果絶大なのだということを学びました。
場面によりそうですが、さしずめ、「ありえねー」ってとこでしょうか。
返信削除おお~っ!それがあったね。ありがと。採用させて頂きます。
返信削除That's mind-boggling!
の和訳は、
ありえねー!
に決定!
最近のハヤリでは「どんだけ~~!」かもね。
返信削除それねえ…。
返信削除全くニュアンスが分からないんだよね。こないだ日本から来た女性が使ってるのを聞いたんだけど、ピンと来なかった。一般的に使われてるの?
最近のバラエティ番組では「おネエ系」と呼ばれる、所謂「おカマさん」達が良く起用されていて、代表的な存在のIKKOってタレントが頻繁に使うセリフで結構浸透してるんだよね。ニュアンスとしては「何それ、ヒド~~い!」って感じかな。象徴的な番組がコレ↓
返信削除http://waraimasu.blog40.fc2.com/blog-entry-3336.html
さんま好きなキミの細君もチョッと気に入るのではないかな?
なんか最近、そっち系の人たちの露出が増えてるみたいだね。その存在自体のインパクトにプラスして、喋りが面白くないと生き残れない。大変そうだなあ。
返信削除さんまの番組リンク、ありがと。夫婦で見てみるね。