2012年8月15日水曜日

Nudist Resort 裸族の楽園

オフィスの観葉植物に水遣りをしている外部業者のメアリーは、鉱物の採掘が趣味。今日の午後、私のオフィスにやってきて、

「鉱山への道がいくつも閉鎖されちゃってるのよ。」

と話してくれました。なんでも、カリフォルニアのあちこちで山火事が頻発していて、山道を通行禁止にしなければならないほど危険な状態なのだそうです。

「猛暑が続いている上に、ここのところずっと雨が降ってないでしょ。山は極度に乾燥してるのよ。」
「でも、なんで火が点くのかな。原因はタバコ?」
「違うわ。雷よ。」

そうか、雨降らなくても雷は落ちるもんな。それで山火事が起きちゃうとはね…。
「週末、出先から家に戻った時ね、近くの山の裏で火の手が上がってるのが見えたの。もう生きた心地がしなかったわ。」

そう、彼女の住まいは内陸なので、火事の影響を受けやすいのですね。
「昨日のニュースで見たんだけど、北の方でも山火事にやられてるんですって。Wilbur Hot Springsウィルバー温泉)知ってる?Nudist resort(ヌーディストのリゾート)で有名なところだけど、そこにも火が迫っていて、大勢避難してるらしいわよ。」

ええっ?ヌーディストのリゾート?そんなものがこの州にあったの?ヌーディスト・ビーチなら聞いたことあるけど、高原のリゾートまるまる「裸族」用?
メアリーは更に5分ほど私の部屋に留まり、彼女の知り合いで家を消失した人が何人かいるという話をしてくれました。私はその間、吹き出しそうになるのを必死でこらえていました。火事は深刻な天災だし笑い事じゃないのはもちろん分かってるんだけど、すっぽんぽんの人達が何百人も「とりあえず服着なきゃ!服はどこ?」と大慌てでリゾート内を右往左往するイメージ(勝手な想像)が頭の中で止まらなくなってたのです。他の客に服を借りようにも、皆ほとんど持って来てないだろうからなあ。

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