最近、プロジェクトメンバーがタイムシートに就労時間を入力しようとしたら、「その番号はチャージを拒否しています」というエラーメッセージが出た、という苦情を度々受け取っています。さっそく、経理のジョスリンに調べてもらうよう頼みました。
彼女の調査結果によると、プロジェクトマネジメント・プログラムに入力したデータが財務データベースに正しく伝わっていない、というのが原因みたい。
「プログラム上ではちゃんと就労時間入力OKと表示されてるんだよ。それなのにどうして財務データベース側で拒否するかね。」
データベース間のリンクの不具合に苛立ちつつ、彼女にメールで質問してみました。ジョスリンの返信がこれ。
“My guess is that they want to keep us on our toes.”
文字通り和訳すると、「きっと私達をずっと爪先立ちさせていたいのよ。」
なにそれ?ジョーク?
さっそく解説をお願いしに、同僚マリアの部屋へ向かいます。
「あ、それはとっても良く使うフレーズね。注意力を途切れさせない、という意味よ。」
「へえ、そうなの。でもなんで爪先立ちなわけ?」
「それは知らないわ。」
やっぱりね。マリアに語源を聞いてもダメなんだよな。
「あのさ、テニスとかボクシングとかじゃ、次の攻撃のために爪先に重心置いとけって習うじゃない。そういうところから来てるんじゃないのかな。」
「あ、そうかもね。調べてみてよ。分かったら教えてね。」
その後ひとしきりネットで調査しましたが、結局確かな語源は掘り起こせませんでした。
「語源、分からなかったよ。」
とマリアに告げると、
「あれから少し、あたしも考えてみたの。爪先立ちって不安定だから、倒れないよう気を張ってなきゃダメでしょ。」
おお、それも何だか信憑性あるぞ。マリア、見直したぜ。
「何か良い文例ある?」
マリアの考えたのがこれ。
“My three-year-old is keeping me on my toes.”
「うちは三歳児がいて気が抜けないの。」
そんなわけでこのフレーズ、語源は不明ながら、自分のモノになりました。
“My guess is that they want to keep us on our toes.”
「油断するなよっていうメッセージじゃない?」
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