2011年8月14日日曜日

Hang Ten ハング・テン

今日は家族でエンシニータスのビーチに行きました。毎週末、日本人の友人が数家族集ってサーフィンやボディボードを楽しんでいるそうで、今回はそこへ仲間入りさせてもらったのです。幼児期に植えつけられた水に対する恐怖心を未だに払拭出来ずにいる私は、単なる息子の付添い人ですが。
準備運動しろという忠告を無視し、9歳の息子はいきなりボディボードに腹ばいになり、友達と連れ立って果敢に沖へと進みます。そして良い波をつかまえては波打ち際まで滑走し、最高の笑顔で立ち上がると、再び沖へ向かいます。昼から夕方5時過ぎまで、弾けるような笑顔で遊び続ける息子達を見て、何ともシアワセな気持ちになりました。そして少しだけ、サーフィンやってみようかな、という気分にもなりました。車を20分も走らせれば波乗りし放題のビーチがいくらでもあるっていうのに、一度もトライしないまま人生終わるのも癪かな、と。

浜で椅子に座ったまま、サーフィン暦30年のGuyさんからサーフィン基礎講習を受けたのですが、そこでHang Ten というコトバが出てきました。中学生くらいの頃、「ハンテン」というブランドの服を着ていたことがあり、その英語表記は憶えていたのです。これがサーフィン用語だったということを、この時初めて知りました。ロングボードの舳先に両足を置いて波に乗る状態をHang Ten、そこから片足だけ後退させて乗るのがHang Five というそうです。そうだったのか!数十年の時を経て語源が氷解し、しみじみ感動したのでした。
さて、夕方になってもはしゃぎまくっている息子を見ながらGuyさんが、
「今日はきっと、風呂に入って晩飯食ったらコテッと行きますよ。」
と笑っていたのですが、帰宅して先に「落ちた」のは私の方でした。水にも入らず、ただビーチで座ってただけなのに!
「パパ起きてよ。遊戯王カードで遊んでよ!」
「ごめん、勘弁して。限界。」

海風に当たってると疲れるのかな・・・。

サーフィン挑戦なんて、無謀な夢でした。

2 件のコメント:

  1. 海風。
    息子さんより、先に行ってしまったのですね。確かに海は疲れます。水に入っても入らなくても。昔のアルバイト仲間でサーフィンやってる人がよく言ってました。
    一度だけ、サーフィンにトライしたことがあります。ワックス見たいの塗って足が滑らないようにするんだよね。だが、その面に砂をつけたまま、見よう見まねで腹這いになって必死にパドリング。しばらくたって、腕も痛くなり、全身筋肉痛だと思ったら、ボードの砂が「やすり」の代わりをしてくれ、胸のあちこちが傷だらけ。出血のね。どうりで、痛いわけだ・・・。
    海風。風の4枚目のアルバムタイトルだったかな?

    返信削除
  2. 裸で腹ばいになるのは危険だそうだよ。ワセリンを塗っておかないと、乳首がぽろっと取れるよ、と脅かされました。

    「海風」、懐かしいね。「そんな暮らしの中で」という歌が好きだったような気がする…。

    返信削除