地震と津波の被害状況が明らかになるにつれ、災害規模の甚大さにショックが増します。半年ほど前にサンディエゴから岩手に戻った知人一家を含め、なるべく多くの人が無事でありますように、と祈るばかり。
金曜日の朝には同僚たちが私の部屋を入れ代わり立ち代り訪れ、家族や友達は大丈夫だったか、と聞いてくれました。我が家はケーブル加入していないのでニュースに触れるのが遅かったのですが、目覚めたら元ボスのエドから夜中にテキストメッセージが入っていたため、これはきっと一大事、とネット接続して初めて災害の様子を知りました。
兄にメールしたところ、勤務先の品川から家まで歩いて帰ろうとして桜木町で断念。パシフィコ横浜で夜を明かした、と返信が届きました。その後、会社でニュースサイトを飛び歩いていたら、悲惨な映像が次々と飛び出して来て、胸がつぶれる思いがしました。望月峯太郎のマンガ「ドラゴンヘッド」を彷彿とさせる地獄絵図。
同僚のグレッグとリチャードと話した時、二人とも「とにかく信じられない光景だ。」を繰り返していました。この時グレッグが使ったのが、
“It’s just surreal.”
というフレーズ。「スーリアル」と「サーリアル」の中間くらいの発音で、「超現実」という意味です。「シュール」とか「シュールレアリズム」などでも知られる概念で、「現実を超えるほど過剰な現実」、つまり「我々が日常認識している状況を超えるほど物凄い現実」です。
取り急ぎアメリカ赤十字を通して寄付をしましたが、引き続き救済活動への貢献手段を探すつもりです。
2011年3月12日土曜日
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