熟練PMのダグと給湯室で会った時、英語のイディオムって不思議なものが多いよね、という話題になりました。最近一番そう思ったのが、
“Knock on wood!”
というフレーズ。これ、物事が調子よく運んでいる時、そのまま幸運が続くよう祈る際に使います。日本語にすると、
「幸運を祈ろう。」
ってな感じでしょうか。このセリフを口にする時は、必ずみんな木製の家具なり壁なりを見つけ、拳を固めて軽く二回ほど叩きます。笑っちゃうのが、大の大人が、言いながら必ず木製の物体を探してウロウロキョロキョロすることです。
「そうだなあ、何でそうするのか分かんないけど、確かにやるなあ。」
とダグ。前に調べたんだけど、木をコツコツ叩いて中に棲んでる「精」にこちらの存在を知らせると、幸運が訪れるっていう迷信があるんだって、と話すと、
「へえ、知らなかった~!」
だって。そしてこう言いました。
「アメリカ人って、英語のことを一番知らない国民かもしれないよ。毎日使っていると、分かった気になっちゃうからね。」
ま、そんなこと言ったら日本人だって同じです。「お茶の子さいさい」の語源聞かれてもすぐに答えられないし。
ダグが続けます。
「言葉って、間違っていようがいまいが、たくさんの人が長く使っていればそのうち正式に採用されちゃうものなんだよね。若者が今テキスト・メッセージで使ってる略語が、正当な英語として辞書に載ったりする時代が来るかもよ。」
そして「こんなの知ってる?」と次の略語文を裏紙に書きました。
C U 2nite.
あ、これなら分かる。
“(I’ll) see you tonight.”
でしょ。正解!とダグ。じゃあこれ分かる?と第二問。
r u n ndn.
う~ん。なんじゃこりゃ?15秒考えましたが、あえなく降参。答えを聞いて、思わず吹き出しちゃいました。
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