2012年1月5日木曜日

Cut to the chase. さっさと本題に入れ。

元旦をゆっくり自宅で過ごした翌日、息子を連れてブックオフへ。映画コーナーをぶらぶらしていたら、ボーン・シリーズのDVDが「3-Disc Collection」と銘打って、なんと10ドルで売られています。おお、これは安い!ボーン三部作が10ドルなら、断然買いでしょ!と大興奮。

マット・デイモン主役のこの作品群は、記憶喪失になった元CIAのナンバーワン工作員が、後から後から現れる第一級の刺客を倒しながら生き延びる話で、息をもつかせぬスピーディな展開が見所。以前三作続けて鑑賞した時、これはまとめて自宅に置いておきたい秀作だと思い、三部作パックが安値で発売されるのをずっと待っていたのです。大喜びで購入して帰宅しました。

こういうサスペンス作品というのは、アクションのユニークさはもちろんのこと、緊張感のある会話の連続が生命線。第一作の「ボーン・アイデンティティ」前半の会議場面で、「ジェイソンがどうやら仕事をしくじったらしい。しかもターゲットに顔を見られた。」という話を持ち出すCIA幹部に、上級幹部の一人がこう言います。

“Cut to the chace.”
「さっさと本題に入れ。」

これは初期のアメリカ映画が、ロマンティックなお話が延々と続いた後に最大の見せ場である追跡シーンで終わる、という構成だったため、「ロマンスはもう切り上げて(cut)、早くクライマックス(chase)を見せろ」という意味で使われたのが語源のようです。

この場面では、仕事をしくじったジェイソンの始末をどうつけるのかを早く言え、という意味で使われているのですね。もちろん「奴を消せ」と迫っているのです。

さて、本題に入ります。私の買った三枚組みコレクションですが、三部作パックと思っていたのが実は第一部と二部、それにボーナス・ディスクのセットでした。しまった。年始早々バッタもんをつかまされた!幸先悪いです。

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