毎週火曜の朝は、ボスのリックが部下全員を集めた定例電話会議があります。今週の会議では、点呼を取った直後、リックが私にこう言いました。
「シンスケは先週、インコグニートだったね。」
はぁ?何のことか分からず無言でいたら、この単語を私が知らないことを察したらしく、
“Well, you were hiding in the bushes.”
「ほら、君は茂みに隠れてたでしょ。」
と言い直してくれました。う~ん、それでも意味がワカラン。
数秒後にようやく思い出したのですが、そういえば前回の電話会議には遅れて参加したのです。白熱した議論の最中だったので名乗るタイミングを逸してしまい、ずっと無言で聞いていて、最後に存在を表明しようとしたら、次の会議があるから、と皆バタバタ退場してしまったのです。後でリックに「実は途中から参加してたんですよ。」とメールを打っておいたのが、今回の彼の発言に繋がったというわけ。
それにしても、インコグニートって何だ?英語っぽくないぞ。
さっそく調べたところ、これはラテン語由来のイタリア語 incognito だそうで、「匿名」とか「お忍び」という意味だということが判明しました。「知ってた?部長がお忍びで温泉旅行を…」なんて場合に使えますね。
“He went to the hot-spring hotel incognito.”
今回のリックのセリフを和訳すれば、こんなところでしょうか。
“You were incognito last week.”
「先週は気配を消してたね。」
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インコグニートってバンドがあるよね。
返信削除Don't you worry about the thing とかいう曲が日本でもはやった記憶が。。。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%88
らしいね。バンド名は?と聞かれて「匿名希望」と答えるのかな。
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