今日のランチタイムに、ダウンタウン・サンディエゴのオフィスで月例ミーティングがありました。南カリフォルニアを統括するエリックがロサンゼルスから、彼のボスでアメリカ西海岸を所掌するジャッキーがサンフランシスコからやって来て、組織の現状などについて話しました。正式には部外者の私ですが、彼らの部門のプロジェクトを担当しているため、特別に招かれた次第。
会議の終盤、エリックがニッコリ笑って50人ほど集まった出席者の顔を見渡します。
“To whom should we give kudos this month?”
「今月は誰にクドウズを授けたらいい?」
テリーが手を挙げ、我々のプロジェクトに画期的な技術導入がなされたというエピソードを紹介します。そして、チームの技術部門メンバーを褒め称えました。続いて調達部門のメリーが手を挙げ、
“Can I give kudos to myself?”
「自分で自分にクドウズをあげていい?」
と笑いを誘いました。彼女は現場用レンタル・トラックの契約先を再度洗い直し、底値でしかも良質なサービスを提供する会社と契約を結び直し、大幅なコスト削減を実現した、と鼻息を荒くします。皆笑顔で拍手を送りました。
どうやらこのKudos コーナーは、定例会議を締めくくる際のお約束みたいです。どんな小さなことでも良い行いを認めて称賛する。士気を高めるのに効果的な手段だなあ、と感心しました。
さて、このKudos ですが、以前からよく耳にしている単語。「称賛」とか「賛辞」という意味ですが、今回のような状況では「拍手」と訳すのがしっくり来ると思います。本日あらためて調べた結果、実はこの単語、Kudo の複数形ではない、ということを学びました。エスまで含めて単数名詞だったのですね。今日までずっと、私の好きな野球選手、工藤公康氏の姿を思い浮かべながら、
Kudo to Mr. Kudoh!
「工藤さんに拍手!」
と憶えていたのですが、これは間違いでした。正しくは、
Kudos to Mr. Kudoh!
です。ちなみに、今年48歳の工藤選手は今月、メジャー挑戦へ向けて本格トレーニングを開始したそうです。すげ~っ!
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