今朝、ノースカロライナのPMマークからメールが届き、その最後の一文に、「?」となりました。
As Elvis would say, “The English language has left the building.”
我が社が独自に開発したPMソフトウェアは、インターフェイス・デザインが昔のMS-DOSを髣髴とさせる稚拙さで、特にボタンに付けられたラベルがユーザーを混乱させ続けています。レポート画面で最も重要なボタンは「提出(Submit)」であるべきなのに、何故か “Update All” と書いてあるため、これまで何十人ものユーザーから苦情を受けて来ました。「提出ボタンが見つからない!」と。
今回マークも同じ疑問をぶつけて来たので、丁寧に回答を書いて送ったのです。そこで彼は、開発チームは英語も出来ないのか?という皮肉をこめてこのメールを書いて寄越したのだと思うのですが、なんでそこでエルビスが出てくるのか、首を捻りました。
弁護士の同僚ラリーに聞いたところ、
「その人、元のフレーズを随分思い切っていじったね。」
と、クスクス笑いました。
「もともとは、エルビス・プレスリーのコンサートに来た人があまりにも興奮してアンコールを連呼したために、とうとうMCが出てきて、エルビスは帰りました(Elvis has left the building.)、とアナウンスしなければならなかった、そういう実話から来てるんだよ。僕もその再放送、聴いたことがある。今では、ショーは終わった、とか、もう手遅れだ、という意味で使われてるよ。」
「ふ~ん。でもそうすると、マークのメールの意味がよく分からないな。」
「うん、それは限界ギリギリのヒネリだと思うよ。彼は、正しい英語が使われなくなってしまった、という意味で使ったんじゃないかな。」
なるほどね。その後同僚のリチャードを訪ねたところ、
「締め切りに間に合わせて成果品を提出した直後に、誰かがやって来てあそこをちょっと直してくれ、と頼んでくることがあるでしょ。そういう時に使うね。Elvis has left the building. って。The show is over. とか That ship has already sailed. とかと同じだよ。」
勉強になりました!
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