2011年5月24日火曜日

La La Land あっちの世界

昨日は一日休みをとり、ガーデナにある University of Phoenix (日本語にすると「不死鳥大学」か。すげー。)までセミナーを受けに行きました。会場は二階の教室。午前の部が終わって外へ昼飯を取りに行こうとエレベーター・ホールに出た時、ちょうど白人女性が二人、楽しげに談笑しながら乗り込んだところでした。ドアが閉まる直前で飛び乗る私。五秒ほど経った時、それまでドアを背にして嬉しそうに喋り続けていた方の女性が、
「あら、あたしボタン押してなかったじゃない。」
と吹き出して、一階を押しました。静かに動き出すエレベーター。その時、相方の女性がこちらを向いて、笑顔でこう言ったのです。

“We were in La La Land!”
「あたし達、ララランドに行ってたの!」

え?それどういう意味?と質問したかったのですが、迷ってるうちに一階へ到着。二人連れは一層大声になって笑いながら消えて行きました。ううむ。なんなんだ、ララランドって!?

そんなわけで、本日朝一番、同僚マリアを訪ねます。
「心ここに在らず、って感じの時に使うわね。たとえば会議中、明らかに他のことを考えてボーッとしてる人っているでしょ。そういう場合、彼は今ララランドにいるね、って言うの。その人たちも、話に夢中でエレベータのボタン押すのをすっかり忘れてたわけでしょ。一瞬あちらの世界に行ってたってことよ。」
「ふ~ん。でも、なんでララなの?」
「それは分かんないわ。」
「ロサンゼルスはLAっていうでしょ。ハリウッドとかビバリーヒルズとかがあって、少し浮っついた雰囲気の場所だから、そこから来てるのかな、と思ったんだけど。」
「あ、そうかもしれないわね。その説、案外正しいかも!」

あとでちょっと調べたら、本当にロスから来ている、という記述を発見。ロスみたいな浮っついた世界に行ってた、ってことですね。

さて、この表現を使用する際の注意点のひとつは、 a とか the とかの冠詞がつかない、ってこと。Heaven などと同様ですね。それから発音。La La までは日本語の「ララ」と同じだけど、Land は「レンド」に近い音にするってことです。「ラララ」でなく「ララレ」です。実は私、うっかり「ララランド」と発音してしまい、マリアに直されました。トホホ。まだまだ甘いな。

2 件のコメント:

  1. ラララ・・・
    レレレ・・・じゃないんですね。(レレレのおじさんも、あっちの世界のような気が・・・)

    それはそうと、では、この表現、NYでは通じないということでしょうか。それとも、NYあたりで使うと、だからLAは平和ボケてんだよ、みたいなことになるんでしょうか。

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  2. いやいや、全米どこでも使える表現みたいだよ。ちょっと調べたら、La La Land というヒットソングもありました。プロモーションビデオはこちら。
    http://www.youtube.com/watch?v=nmjO1p9Oxrk

    シンスケ

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