2013年4月22日月曜日

Nonchalant のんちゃら~んと

ラジオやCD本を聴いていると、

「あ、この単語、これまでに何回も聞いてるぞ。後で意味を調べなきゃ!」
と心に決める瞬間が度々訪れます。しかし大抵は運転中なので、目的地に着く頃にはすっかり忘却。で、また同じ単語に出くわして…、という経験を繰り返すわけ。

私にとってそんな単語のひとつが、「のんちゃら~んと」でした。語感が面白いのでずっと気になっていたところ、先日同僚リチャードとBachelor Partyバチェラー・パーティー)に行ったことがあるか」という話題で盛り上がっている最中にこれが飛び出しました。バチェラー・パーティーというのは、男が結婚直前に仲間を招き、独身生活の最期を祝うというもの。南カリフォルニア人の定番は、ラスベガスに繰り出して遊びまくる、というパターンらしく、私も一度お呼びがかかったのですが、都合が合わず欠席しました。

リチャードの出席したパーティーには、若くて綺麗なストリッパーが二人来て、きわどいダンスを披露してくれたそうです。その後、一人ひとりの席にやって来て、目をしっかり合わせて追加サービスを売り込んで来たのだと。

「それがさあ、かなりえげつない行為を並べ立ててそれぞれの料金を言うんだよ。のんちゃら~んと。まるでマクドナルドのカウンターで、客にビッグマックの料金を告げるみたいにさ。」
「おおっ、ちょっと待った!今何て言った?」

今、確かに言ったよな、「のんちゃら~んと」って。さっそくリチャードに解説をお願いしたところ、これは
Nonchalant

というスペルで、「まるで大したことじゃない(no big dealとでもいうような態度」を指すそうです。ネットで確認したところ、これはフランス語由来の単語で、「無頓着な、無関心な、無感動な」などという意味らしい。日本語として聞いた時の語感とかなり近いじゃない!こういう単語、好きなんだよなあ
今日の午後、別の同僚ステヴにも意味を確認しました。

「ビジネス・シーンではどういう使い方をするの?何かいい例文ない?」
彼は数秒間考えた後、こう答えました。

“Mike said that his project tanked. He was being surprisingly nonchalant.”
「マイクは自分のプロジェクトの業績が急に悪化したよと言った。びっくりするくらい、のんちゃら~んと。」
なるほど。動揺して当然、という場面でも全く動じない様子を指すわけね。

というわけで、私の和訳は、これ。

 “He was being surprisingly nonchalant.”
「びっくりするくらいあっけらかんと。」

2 件のコメント:

  1. のんちゃらんと、が、多くて困ったもんです。

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  2. のんちゃら~んとな態度って、仕事上は好評価を得ないよね。熱意って基本だからね。

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