今日の正午、ダウンタウン・サンディエゴ支社で、全社員対象のランチつきミーティングがありました。南カリフォルニア地区のトップであるジムが、各部門のトップマネジメント4名も引き連れて支社を訪問したのです。
昨年秋に行われた社員意識調査の結果を発表しがてら、新リーダーとして今後の方針を伝え、職場環境の改善策について意見交換をする、というのが目的。彼がトップに就任してから半年が経過しているので、ちょうど良い頃合かもしれません。
会議終了後しばらくして、同僚ステヴと話す機会がありました。
“A lot of big shots have been visiting our office these
days.”「最近、ビッグショット(お偉方)が大勢このオフィスに来てるねえ。」
と私。つい先週も北米西部のトップが来たので、これで二週間、大物訪問が続いたわけです。ここで私はふと気になり、ステヴに尋ねました。
「そうだ、ビッグショットって言葉、よく使うけど、どういう人を指すわけ?」
不意打ちの質問に、ぐっと詰まるステヴ。
「たとえばレイなんかはどう?彼はビッグショット?」
レイは、この支社で決裁権を持つ二人の社員のうちの一人。充分大物です。
「いや、レイは違うね。」
と首を振るステヴ。
“Then, how would you define big shots?”
「じゃ、ビッグショットの定義を教えてくれる?」
と詰め寄る私。二秒ほど考えた後、ステヴがこう答えました。
“If they know who I am, they are not big shots.”
「俺が誰だか知ってるような人間は、ビッグショットじゃないね。」
な~るほど。本社ビルの上層階にオフィスを構え、我々現場の人間のことなど知らないようなレベルの人ね。「俺が誰だか知ってるような人間は、ビッグショットじゃないね。」
毎度の事ながら、ステヴのこうした「気の利いた切り返し」には唸らされます。こんな風に、冗談めかして英語のセリフを吐けたらいいなあ。
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