2011年7月28日木曜日

In layman’s terms 素人コトバで

同僚マリアと彼女のオフィスで話していた時、Delegation of Authority (日本語では「権限委譲」)の話題になりました。大まかに言えば、「契約額がいくらを超えたら部長決裁」みたいな会社のルールなのですが、この書類が極端に分かりにくいのだそうです。私はまだ読んだことがないので、「へえ、そうなの」とただ聞いているだけだったのですが。

「だってあれ、とっても重要なポリシーなわけでしょ。だったら少しは分かりやすく書く努力をしろ!って思うのよね。レイメンズ・タームで。」

え?レイメン???

前にも何度か聞いたことのある言い回し。自分のオフィスに戻って調べたところ、彼女が言ったのはこういうことでした。

“They should put that in layman’s terms.”

Layman (ほんとに「レイメン」と聞こえます)というのは、そもそも「聖職者じゃない人」という意味の言葉だそうで、一般には「素人」のことを指します。 “in layman’s terms” は、「素人にも分かる言葉で」という意味になるそうです。

弁護士の同僚ラリーの部屋を訪ね、この表現について質問しました。
「たとえばね、indemnity (賠償)という言葉の意味をlayman’s terms で教えて、というとするでしょ。その時、term は複数形じゃないといけないの? “in a layman’s term” と言うのは間違い?」
するとラリーが少し考えてから、
「Terms というのは、単なるTerm(用語)の複数形として考えるのではなく、言い回し、とか表現という意味の、独立した単語と捉えるべきだね。だから常に “in layman’s terms” という言い方になるんだ。」

な~るほどね。勉強になりました!

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