2010年10月15日金曜日

Step on someone’s toes. 人の領分を侵す

昨日の電話会議で、ある出席者の女性が、
「それは彼の所轄分野でしょ。だから私が下手にあれこれ動いて彼の領分を侵したくないの。」
と発言。実際には、

“I don’t want to step on his toes.”

と言ったのですが、直訳すると「彼の爪先を踏みたくないの。」

何となく雰囲気で意味が理解出来る言い回しなのですが、私はこの “Toes” に引っかかりました。Toe が「爪先」を指すとすれば、どうして Toes と複数形にするのか?なんで “Step on his toe” じゃいけないの?

で、隣の部屋で働く元上司のエドに尋ねました。すると、
「だって、みんな大抵10個Toe があるだろ?」
「はぁ?」

そう、日本語の「爪先」は足の先端部分を意味し、片足にひとつずつですが、英語では足の指の先すべてをToe と言うらしいのです。親指はBig toe で、小指はLittle toe だとか。だから、もしも

“I don’t want to step on his toe.”

と単数形で言われたら、「え?彼には足の指が一本しかないの?」と相手を戸惑わせてしまうみたいなんです。日本語の「爪先」イコール英語の「Toes(複数形)」なのですね。べんきょーになりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿