昨日の午後3時、同僚ジュリーが担当するプロジェクトの進捗報告会議が予定されていました。朝一番、彼女からメールが入ります。宛先は、会議のコーディネートをしていたマイケル。産休明けの彼女のために代理PMを務めている私にもccが。
“Is there any way we can make the meeting today at least 1 hour sooner?”
「今日の会議、何とか一時間以上早めてもらう訳にはいかないかしら?」
出席者は確か合計で6人。当日になって全員の予定を変えるのは大変だぞ…。そう思いつつメールの続きを読んでいたら、こんなことが書いてあります。
「今日は私の誕生日なの。昨日の晩になって夫から、何かスペシャルな企画をしてるから遅れずに帰宅するよう言われたの。それには3時半の電車に乗らないと間に合わないのよ。」
へ~え、こういうのアリなんだ…。ちょっと感心してしまいました。日本の会社だったら、かなり勇気の要る発言だぞ。個人的な事情を前面に立てて会議時間の変更を要請する…。私にはこんなメール、書けません。自分だったら、「どうしても外せない緊急の用事が入りまして」とか「親戚に不幸が」とか、姑息な言い訳をでっち上げてしまいそう。人間が小さいなあ。
結局、みんな融通を利かせて会議は2時開始に早まり、ジュリーは3時半の電車に乗れたのでした。みんなから「ハッピー・バースデー!」と祝福までされて。
直球勝負って、いいなあ。
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こんばんわ、はじめまして。
返信削除いつも楽し みながら読ませて頂いております。
とっても勉強に なります。
コメントありがとうございます。またお越し下さい!
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