ダウンタウンのリトルイタリー地区に新しいピザのお店が出来たというので、同僚シャノンと一緒に行って来ました。NAPIZZA
というのが店名で、他では見られないような種類のピザがショーウィンドウに整然と並んでいます。私はTruffle というのとジャガイモの薄切りを載せたのを注文。
結論から言おうか?(永ちゃん風に)
滅茶苦茶ウマい!これまでの人生で食べたピザの中でも、ダントツなんじゃないかな。病み付きになりそうだ!サラダの野菜もとびきり新鮮。ベビースピナッチがしゃっきしゃき。シャノンと感動を分かち合いながら舌鼓を打ちました。職場に帰って歯を磨こうとトイレに行き、鏡の中の自分を見てびっくり。前歯から右に四本目、どでかいサラダの葉っぱがはさまってる。うそだろー。笑顔になると、わざとやってるみたいに面白い顔。なんでシャノンは指摘してくれなかったのかな?ずっと向き合って座ってたっていうのに。
後で別の同僚フェリースに、
「人の歯に何かひっかかってるのを発見した時、相手に恥ずかしい思いをさせずに指摘する英語の言い回しを教えてくれる?」
と尋ねてみました。
「それは相手によるわよ。育った環境とかで、受け取り方が違うじゃない。」
とフェリース。そりゃそうだ。これは英語がどうこういう話じゃないな。
“It’s more of a protocol question.”
「どちらかと言えばプロトコルの問題ね。」
と彼女が続けます。おお、ぷろとこる!なんでここでプロトコルが出て来るんだ?そういえばこの単語、前々から使い方がいまいち分からなかったのです。でもここでフェリースに聞くのはちょっと恥ずかしい。で、別の同僚ステヴに解説を求めます。「どちらかと言えばプロトコルの問題ね。」
「大雑把に言えば、手順とかステップという意味だけど、一般には、しきたりとか慣習って意味で使われるんだ。ほら、外国へ行くとご飯の食べ方から挨拶の仕方まで色々違うでしょ。そういうプロトコルをしっかり学んでから行くと困らないよね。」
そういえば、日本の外務省には「儀典官室(プロトコール・オフィス)」という部署があり、皇室関係業務や外交上の儀礼を担当しています。要するにProtocolとは、フォーマルなしきたりを指すのですね。あれ?でもちょっと待てよ。こないだ観た映画ミッション・インポッシブルのサブタイトルに、「ゴースト・プロトコル(Ghost Protocol)」ってあったけど、あれはどういう意味なんだ?幽霊のしきたり?
「ゴーストっていうのは、まるで幽霊みたいに、そこにいた痕跡さえ残さないような極秘任務のことだと思うよ。この場合のプロトコルは、そういう作戦の手順を書いたもの、つまり指令ってことかな。」
とステヴ。ほほう、なるほど。そうすると、ゴースト・プロトコルの和訳は「極秘任務指令」ってとこでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿