現場事務所にいるクリスから、今朝メールが届きました。コンピュータにインストールしてあるプロジェクトマネジメント・プログラムを使おうとしているのに、エラーメッセージが立て続けに出て仕事にならない、助けてくれ、という内容。
エラーの種類から考えられる解決策をいくつか提案したんだけど、
「全然直らないよ。どうしよう?」
と途方に暮れるクリス。仕方ないので、
「今デスクトップ上にあるアイコンをゴミ箱に入れた後、ここのリンクへ飛んでもう一度ソフトをダウンロードしてみて。」
と、抜本的解決案を提示しました。
数分後、彼から来たメールがこれ。
“Worked like a charm. Thanks so much!”
「チャームのようにワークしたよ。どうもありがと!」
え?どゆこと?
ワークする、が「うまく行く」という意味なのは分かるんだけど、「チャームのように」が理解出来ない。チャームって「魅力」じゃなかったっけ?
あらためて調べてみたところ、チャームには「魔力」とか「おまじない」という意味があることが分かりました。動詞として使うと「魔法をかける」「魅了する」となるのですね。つまり、クリスが言ったのは、こういうことです。
“(It) Worked like a charm. Thanks so much!”
「魔法(をかけた)みたいにうまく行ったよ。どうもありがと!」
ちなみに、短い自己紹介などで良く使われる「チャーム・ポイント」は、完全なる和製英語だったのですね。確かにアメリカじゃ聞かないよな、この言葉。日本人の造語能力って驚くべきレベルの高さだな、と感心しました。そういえば、(英語表記があるかどうかは怪しいけど)ライオンの大ヒット商品「チャーミーグリーン」のネーミングセンスに至っては、舌を巻くばかり。Charmy なんて英単語は無いけど、なんとなく魅力的な雰囲気、出てるもんな。
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和製英語とは違うけれど、よく、アンバランスというけれど、日本語でいうアンバランスはインバランスなんだね。
返信削除アンバランスは精神的にバランスが取れていない状況のときに使うと聞きました。
日本語英語の奥深さ??
うん、僕も最近までそれ知らなかったんだ。知ったからと言って、「それってインバランスだねえ。」とは今更言えないなあ。気持ち悪くて。
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