今日は、同僚三人(元ボスのエド、品質管理部門長のクリス、そしてリスク管理の重鎮スー)と一緒にランチへ出かけました。スーのBMWに皆で乗り込み、アイランズ・バーガーへGO!中年男三人に向かって、スーが運転席から問いかけます。
「ルート66のプログラムにサインアップした?」
野郎三人、声を揃えて「ノー」と答えます。エドが、
「俺はレイジー(怠け者)だからね。」
と笑います。スーは申し込んだの?と私が尋ねると、
「申し込んだわ。家の掃除でも申告OKだから、結構順調に進んでるの。」
これは、社員の健康増進を目的に会社が始めた取り組みです。職場でチームを組み、全米の他チームを相手にエクササイズ量を競うゲーム。個人が運動に費やした時間を日々ウェブサイトに打ち込むと、チームの合計がハイウェイ上の走行距離に換算されるため、まるで自分のチームを乗せた車がゴールに向かって驀進しているような感覚を味わえるのだと。Route
66 (ルート・シクスティシックス)というのは、シカゴからサンタモニカを繋ぐ全長3,755kmに及ぶ大陸横断道。全米のどのチームがいち早くサンタモニカに到着できるか。これを競うのですね。
食事が終わって職場に戻った時、駐車場にエドのハーレー (Haley-Davidson) が停めてあることに皆が気づきました。このバイク、巨大なだけでなく、その佇まいがゴージャス。まぶしく太陽を反射するクロームボディー。充実の音響設備。漆黒の革張りシート。
「ここに奥さん乗せるの?」
と後部座席を指さすスー。エドがニッコリ笑います。
「ああ、そうだよ。二人でシカゴまで走ったこともある。4日くらいかかったな。」
「いいねえ。二人っきりでリアルなルート66をドライブしたってわけだ。」
とクリス。
「それじゃ、会社のヴァーチャル・ドライヴ・プログラムに参加する気になんかならないわねえ。」
とスー。私はふと気になって、こう質問しました。
「これ、走行中に後ろの人と話出来ます?かなりうるさいですよね。」
エドの返答が、これ。
“That’s the beauty of the motorcycle.”
直訳すると、「それがバイクのビューティだ。」ですが、この場合の ビューティ は「美」ではなく、「長所」とか「魅力」という意味になりますね。
「嫁さんを車の助手席に乗せて四日もドライブしたら、その間延々と話を聞かなきゃいけなくなるだろ。バイクだとそういう可能性を排除できるから、夫婦が平和に過ごせるってわけさ。」
“That’s the beauty of the motorcycle.”
「そこがバイクのイイところじゃないか。」
う~ん、仲が良いような、悪いような…。
「それが、アナタのイイ・と・こ・ろ ♪」ってCM」が昔あったね。
返信削除http://www.youtube.com/watch?v=5587jD92Zl0
山口智子、かわいい。
返信削除昔、表参道のロシア料理店で隣のテーブルで男性と飯食ってたんだよ。顔がちっちゃかったなあ。