同僚ジャックと話していたら、彼の口からこんなフレーズが飛び出しました。
“I have always been a black
sheep in my family.”
「僕はいつも家族の中の黒羊だったんだ。」
黒い羊?
彼には兄弟が4人いるのですが、その全員が幼い頃から常に優等生だったそうです。彼だけが「黒い羊」だったというのはどういう意味か?
ジャックとの会話を終えてから、同僚リチャードの部屋へ解説を求めに行きました。
「規律の整った集団の中で、変わった外見や行動をとる人のことを指すんだよ。一般的にはネガティヴな意味合いで使われるね。」
白い羊が群れを成しているところに、一匹だけぽつんと黒い羊が混じっている状態。ウィキペディアを見ると、黒い羊毛は染めにくくて使い物にならないとか、19世紀のイギリスでは黒羊が悪魔のシンボルだったとかいう話が紹介されています。
「要するに、トラブルメーカーとして見られるってことね?」
「そうそう。ジャックがそうだったとは到底思えないけどね。冗談めかして言ってるだけだと思うよ。」
「彼らしいよね。これってよく使う表現なの?」
「うん、よく聞くよ。」
それにしても、羊。日常触れ合う機会が無い動物だからか、いまいちイメージ湧かないんだよなあ。アメリカ人の頭にはすんなり入ってくるかもしれないけど、日本人の私にはぴんと来ない表現の一つだと思いました。
実はリチャードと話している間中ずっと、
「くろやぎさんたら読まずに食べた。」
という歌詞が繰り返し浮かんできて、心の中で
「それはヤギだろ!」
と自分に突っ込み続ける私。
これ分かってくれる人、職場にいないのがとっても残念です。
0 件のコメント:
コメントを投稿