2013年6月6日木曜日

YOLO よ~ろ~!

先日、同僚リチャードが甥っ子の高校卒業式に出席したそうです。

「学生たちがあっちでもこっちでも、よ~ろ~!って口々に言い合ってるんだ。どうも流行の挨拶みたいなんだけど、集団でこれやってるの見ると、気持ち悪いよ~。」
「え?何?どういう意味なの?」

You Only Live Onceを縮めてYOLOなんだって、つまり人生は一度きり、毎日を楽しもうぜ、っていうメッセージらしい。」

「ふうん。初耳だなあ。」

「僕もその時まで聞いたことなかったよ。きっと若者の間での流行りなんじゃないかな。」

そこでふと、アイディアが浮かびました。

「そうだこれ、ジェイソン知ってるかな。」

「お、確かに。彼なら知ってるかも。」

二人連れ立ってジェイソンのオフィスを訪ねます。
「ああ、知ってるよ。」

と軽く答え、フレーズの意味を説明する28歳の若手エンジニア。

「ほらやっぱり。若者なら知ってるんだよ。世代のギャップだね。」
と納得する、リチャードと私。

「いや、僕だって最近まで知らなかったんだよ。誰かがそう言うのを聞いて、調べただけだよ。」

と、「若者の代表」レッテルを拒否するジェイソン。

「いやあ、彼はやっぱり若いよ。僕ら40代は後れてるねえ。」
とふざけながら退散しかける私達に、

Now you guys know it! (二人だってもう知ってるじゃん!)」
と顔を赤らめてむきになるジェイソンを、やっぱり若いな、と思いました。


帰宅して11歳の息子にこの話をしたら、
「頭の悪い子たちのグループが使ってる言葉だよ。パパが言ったらヘンだよ。」

と教えられました。すかさず

「よ~ろ~!」

とおどけて息子に嫌な顔をされる私は、立派なオジサンなのでした。

2 件のコメント:

  1. 息子さんの注意のおかげで「ヘンなパパ」にならずによかったですね。

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  2. メッセージの中身はとても好ましいんだけど、響きがひどくバカっぽいんだよね。この流行は長続きしないと見た。

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