2013年5月30日木曜日

Secret handshake ヒミツの握手

学校から帰ってきた11歳の息子が、息を弾ませてその日の出来事を話し始めました。

「あのね、今日ね、マーカスがね、」
マーカスというのは、実際よりも2歳ほど幼く見える、女の子みたいに可愛い顔をした白人のクラスメートです。

「見て見て!僕とパトリックが考えたSecret Handshake だよ!って二人でやってみせてくれたの。」
Secret handshake (シークレット・ハンドシェイク)というのは、特定のメンバーだけが体得している一風変わった握手の仕方です。ただ普通に握手するのではなく、指をちょっぴり絡ませたり、握った拳を合わせたり、という複雑で素早い動作を連続し、いかにも「秘密組織の合言葉」的な雰囲気を醸し出す挨拶。アメリカの大学のクラブとかギャングのチームとかで、仲間の結束を確認するツールになっているようです。

マーカスとパトリックの演技を息子と一緒に見た級友のラッセルが、一言こうコメントしたそうです。
“Since you showed it to us, it is no longer a secret.”
「俺達に見せちゃったから、もうシークレットじゃないね。」

「そしたらね、マーカスがこうしてね、」
息子が両手で頭を抱えながら、

Arghhh!(あ゛~っ!)て叫んだの。」

産経新聞の四こま漫画ばりの、ほのぼのしたお話でした。

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