今日の午後、同僚のレベッカにこんな質問をぶつけてみました。
「90
minutes is a long timeという言い方あるでしょ。これって文法的に正しいの?」
90 minutes (90分) は疑いも無く複数形です。これをis という単数用Be動詞が受けることへの疑問ですね。明らかさまに動揺を見せるレベッカ。
「私はしょっちゅうそういう言い方するけど、正しいかどうか聞かれると自信ないわ。」
ちょうど部屋の前を通りかかったリタを呼び止め、会話への参加を促します。
「私は90
minutes are a long time が正しいと思うけど…。」
と、リタ。待ってました、とばかりに反論する私。
「それだと今度は a
long time との整合がとれなくなるよね。」
「あ、そうか。う~ん、どっちが正しいのかしらね。」
「最初からA
90-minute time periodと言っていれば問題ないのにね。でも実際は90 minutes is っていう言い回しの方を良く使うし聞くわよね。」
結局結論は、「文法的に正しいかどうかは不明だが、日常的に使える表現」ということになりました。実はそもそもこんな疑問が生じたのも、先週同僚ステヴの発したセリフがずっと心に引っかかっていたからなのです。
ダウンタウン・サンディエゴ支社では、隔週木曜の4時に社員が集まって自由な情報交換をする会を催しています。先週の火曜日、総務のトレイシーから
「久しぶりに帰った日本がどんなだったか、皆に話してくれない?」
と頼まれ、撮りためた写真や、隅田川花火大会やら新橋駅前の雑踏などを捉えたビデオを披露したのです。旅行の序盤で名古屋から白川郷まで長距離バスに乗ったのですが、岐阜を過ぎたあたりで夥しい数のラブホテルが目に飛び込んで来ました。日本の郊外ならではの光景に興奮し、思わずシャッターを切り続けた私。その時撮った写真の一枚に、
「Hotel
Water Gate 100分2480円」
と書いてある野点看板があり、私が
「100分で25ドルだそうです。」
と解説したところ、総務のシンディが
「え~?分刻みの料金制なの?」
と無邪気に驚き、皆がドッと湧きます。その時、周りに聞こえるか聞こえないかのボリュームで、ステヴがぽつりとこう呟いたのです。
“98 minutes is a waste to me.”
「98分間は無駄だな、俺には。」
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