2014年7月6日日曜日

トレーダージョーズの謎

我が家から車で5分走ったところに、Trader Joe’s (トレーダージョーズ)というショッピングセンターがあります。これは全米に400店以上を展開する人気チェーンで、安売りセールなし、プライベートブランド品8割以上、と業界でも異色の存在です。うちは家族で大ファン。アメリカ人は「ティージェイ(TJ)」と呼びますが、日本人の間では「トレジョー」という呼び名で親しまれています。

従業員は皆フレンドリーで、何年も昔から顔を見知っているメンバーがまだ大勢働いているところを見ると、愛社精神も半端じゃなさそう。まるで文化祭の準備に励む高校生のように、皆とっても仲良しなのです。ショッピングセンターの従業員というのは一般に低賃金でこき使われるせいか、態度も横柄だったりするので、この違いは驚嘆に値します。トレジョーの経営手法には、きっと何かすごい秘密が隠されているのでしょう。

さて、最近の注目商品。まず青森産のにんにくを熟成させた「ブラック・ガーリック」。その名の通り、皮をむくと中身は真っ黒。バターのように柔らかく、ブリーチーズなどと一緒にクラッカーに載せて食べると美味いのですね。

それから最近日本で話題らしい、「マヌカハニー」。ニュージーランド原産の特殊な蜜らしく、これを食べると色んな病気が治るとか。

で、私のイチオシが、エスプレッソ味のビーンズ型チョコレート。これ、無茶苦茶くせになる。

そんな素敵なトレジョーですが、以前から気になっていたことがひとつあります。商品を入れてくれる紙袋の裏に、ちょっとした挿絵みたいなプリントがあるのですが、描かれている子供たちがかなりキモチワルイのです。楳図かずおの漫画に出て来るキャラそっくり。

こないだレジで、思い切って従業員の一人に尋ねてみました。

“Don’t you think this picture is a bit creepy?”
「この絵、ちょっと不気味だと思わない?」

すると彼は私の顔をまっすぐに見て、ムッとしたような表情で、

“No, I don’t.”
「思わないよ。」

と答えました。

え?そういうリアクション?私はてっきり、

「確かにそう言われれば気持ち悪いね。」

てな答えが返って来ると踏んでいたので、楳図漫画の話題まで用意していたのです。

会社に対する深過ぎる情を即座に理解して、そのまま立ち去った私。

ちょっぴり怖かったです。


2014年7月3日木曜日

She’s legit. レジッな人

20代の同僚ジェイソンが、先日私のオフィスに飛び込んで来ました。

「メール読んだ?」

と、極めて真剣な表情。私と彼に宛てたMさんからのメールに対して憤っているのは、一目瞭然です。何故なら私も数秒前にそのメールを読んで、久しぶりに頭に血が上っていたから。

Mさんというのは、オレンジ支社にいるビラー(Biller)。クライアント向けの請求書を作成する担当者です。彼女は必要最小限の仕事しかしないし、メールの返信は常につっけんどん。聞いたことには答えない、しょっちゅうミスを犯す上に謝りもしない。要は、一緒に仕事するのがとても難しい女性です。「ここを修正して欲しい」と頼んでも同じところを何度も間違えて送り返して来る。やっと直ったと思ったら今度は別のところを間違える。わざとやってんのか?と勘繰りたくなるくらい、仕事のクオリティが低いのです。

過去数か月、彼女との衝突を繰り返して来たジェイソンに、 「事をこれ以上荒立てないように」という気遣いから、私が仲を取り持つ格好で丁寧に書き送ったお願いメールに対し、ただ一言「No」と返信して来たMさんに、「お前、なめてんのか!?」と私も思わず一人で小さく叫んでいたところだったのです。

もう限界だ、これ以上彼女とは一秒たりとも仕事したくない、と激昂するジェイソンに同情した私は、ヴァージニアにいるMさんの上司に電話をかけました。そして「このままだと事態は悪化の一途。唯一の打開策は、担当を代えてもらうことだ。」と説得。一週間後、シカゴ支社のジャッキーというビラーが担当につきました。彼女はジェイソンが何も言う前から、

「あなたのプロジェクトについて色々知っておきたいから、電話会議をしましょう。」

とインビテーション・メールを送って来ました。その後も次々と、本質を突いた質問を送りつけて来るジャッキー。ジェイソンが今日の午後、私のオフィスに顔を出し、ジャッキーの積極的な姿勢には本当に感心していると述べ、

“She seems to be legit.”
「どうやら彼女はレジッだね。」

とキメて立ち去りました。

Legit (レジッと聞こえます)はLegitimate の短縮形で、ジェイソンが日頃から好んで使っている単語です。Legitimate (レジティメイト)は「合法的な、筋の通った」と訳される言葉ですが、人を形容する場合のレジティメイトって、一体どういう意味なんだ?と疑問が湧きました。

さっそく、同い年の同僚マリアの部屋を訪ねて説明を依頼します。

Fake (偽物)じゃないってことよ。きっとその人、ちゃんとしてるんじゃない?」

なるほど。中身がしっかりしてる、つまり「まっとうな人」ということですね。

legit って単語、よく使うの?」

「私は使ったことないわ。若い人たちの間で流行ってる言葉よ。ジェイソンなんか、対象が物であれ人であれ、しょっちゅう口にしてるわよね。」

「ほんとにそうだね。彼、若いよね。」

「大体、周りの人がまっとうかどうかなんて話、私たちはしないでしょ。」

確かに。若くてとんがっている時だからこそ、他人を評価したくなるのですね。

「ジェイソン見てると、若い頃の自分を思い出すよ。僕もあんな感じで、しょっちゅう人とぶつかってたなあ。」

「私もそうよ。」

とマリア。

「ああやってとんがっていられるのも、エネルギーがあるうちだよね。」

「そうよ。若くてエネルギーがあるからこそ、アフリカ旅行なんかに行けるのよ。」

そう、ジェイソンは先月、新婚の奥さんと二人で南アフリカのサファリ・ツアーを満喫してきたのです。

「私なんか、もうそんな元気無いなあ。近くのキャンプ場でテント張って寝るのだって嫌だもん。」

「え?そうなの?キャンプは楽しいんじゃない?」

「それがダメなのよ。最近、夜中にトイレに行きたくなるんだもん。真っ暗闇の中、テントを抜け出してキャンプ場のトイレまで歩くのも嫌だし、そのへんの茂みで用を済ませるってわけにもいかないでしょ。だからキャンプには行きたくないの。」

「そういえば僕もここ数年で、トイレへ行く間隔がかなり短くなったよ。」

「でしょでしょ!ほんと、困るわよねえ。」

お年寄りが病院の待合室で交わすような「老化現象エピソードの競い合い」で、しばし盛り上がる二人でした。


それにしても、こんな風に全く飾ることなく自分をさらけ出せるマリアって、「レジッ」な人だと思います。

2014年7月2日水曜日

Honest to a fault 正直者の極み

月曜、火曜とオレンジ支社に出張でした。二週間後に控えた内部監査のための準備状況をチェックするのが主目的です。監査員たちが今回ターゲットにして来るであろうと我々が予想しているのが、大ベテラン社員のドン(67歳)。以前から、「ドンがつかまるとヤバい」という認識は部内にあったのですが、今回みっちり話してみて理由が分かりました。

彼は、質問を受けると大慌てで喋り始め、聞かれていない情報までどんどん提供する傾向があるのです。サービス精神が旺盛なのは分かりますが、監査の受検態度としてはあまり賢明ではない。鉄則は、「聞かれたことにだけ簡潔に答える」。余計なことを話して相手に突っ込む糸口を与えるな、ということです。

このポイントを何度も強調したのですが、ニッコリ笑って「そうだね、有難う、そうしよう」と言いながら、すぐまた過剰な情報提供を開始するドン。これはもう人柄としか言いようがない。私が

「XXの資料はどのように保管されていますか。」

と質問したところ、

「そういうのはヴァージニアが全部やってくれるんだ。彼女は優秀でねえ。彼女無しではどうしていいか分からないよ。」

という答えが返って来ました。

「ドン、嘘をつく必要はありませんが、言わなくて良いことを喋る必要もないんですよ。今の私の質問にだって、その資料はこのフォルダーに定期的に保管している、と答えれば済む話なんです。」

「あ、そうだね、そうだったね。分かった。本番では気を付けるよ。僕はしょっちゅう、あんたは正直過ぎるって言われるんだよね。」

ここで彼が、ふと昔話を始めます。

若い頃、全米最大級の原子力発電所のプロジェクトにかかわった。仕事の内容が内容だけに、まずチームメンバーとしての適性を調べるため、二人の心理学者によるテストが行われた。

「ちょっといいですか。今あなたの前にこのテストを受けた人、ご存じですか?」

「はい、私の上司です。」

「あれはひどい男ですね。あそこまで不正直な人に会ったのは初めてです。あんな人物はこの仕事にかかわっちゃいけませんね。」

こんな「揺さぶり」とも思われる質問からテストは始まります。

「あなた、これまでにピンク色の象を見たことはありますか?」

「無いと思います。もしかしたら子供の頃観たサーカスにいたかもしれません。」

「あなたのクレジットカードが何者かに使われていたことが発覚しました。さてあなたは…。」

こうした問答が暫く続いた後、二人の心理学者は顔を見合わせ、珍獣を見るような目でこうコメントしたそうです。

“You are honest to a fault.”

Fault は「欠点」なので、「あなたの正直さは欠点ともいえるレベル」という意味だと思います。これで彼は合格し、晴れて原発プロジェクト・チームの一員になったのだと。

後で英辞郎を調べたところ、「ばか正直な」と出ていました。う~ん、この訳、合ってるの?「馬鹿」までついたら褒め言葉じゃないよな。面と向かってこれ言われたら、むかっと来ると思うんだけど。

そんな疑問を、別の同僚クリスとフィルにぶつけてみました。

「そんな蔑むようなニュアンスは無いと思うよ、この表現には。」

とクリス。

「完全に褒め言葉だよ。」

とフィル。

「でもさ、to a faultっていうくらいだから、ネガティブな意味で使われることもあるんじゃないの?」

「いや、常にポジティブな意味合いだと思うよ。」

とクリス。そうすると、「ばか正直」という和訳はちょいと行き過ぎなのかもしれません。「正直者の極み」くらいが妥当かも。

「ちょっと待った。状況によってはネガティブになるかもしれない。」

とフィル。

「ワイフが気に入って買って来た服があるとするでしょ。この服太って見えない?と聞かれた時、普通はそんなことないよ、綺麗だよ、と言うよね。でも俺が、うん、太って見えるね、良くないね。と答えたら、ワイフが、あんたってhonest to a faultね、と言う。そういう場合は、若干ネガティヴかもしれない。」

「え?ほんとにそんな風に答えるの?」

「いやいや、俺は断然、綺麗だよ、って答えるね。」

「僕も。」

とクリス。

「シンスケだって、結婚生活長いから分かるでしょ。」

「美容院でショートヘアにしてきた奥さんに、新しい髪型どう?って聞かれて、俺は気に入らないね、とは言わないでしょ。」

なるほどね。正直者でいるのって、結構難しいかも。


2014年6月24日火曜日

Rub it in 不愉快な話を繰り返す

今日の午後、同僚マリアが私のオフィスに顔をひょいっと出し、息を弾ませてこう言いました。

“Three to one!”

一瞬何のことか呑み込めずに面喰っていたのですが、数秒考えてようやく分かりました。

「あ、コロンビア対日本?」

そう、サッカー・ワールドカップ決勝リーグ進出のかかった大事な試合が、今日の午後1時キックオフだったんだ!私としたことが、すっかり失念して仕事に没頭してました。急いでESPNのサイトに行ってみると、コロンビアが3対1とリードのまま、残り時間わずか。ええっ?そこまでこてんぱんにやられてたの?

「シンスケはやっぱり日本応援してるのよね。」

「そりゃそうでしょ!」

マリアはコロンビア生まれのアメリカ人(バリバリ白人ですが)。シカゴに住むお母さんは、お友達とスポーツバーで観戦しているそうです。

「私は当然コロンビアだけど、どっちかって言うとアメリカを応援してるのよね。」

「僕は断然日本だね。」

ここでネット画面のスコアが、1-4と変わります。え~っ!と頭を抱える私に、

「でも、日本も決勝には行くんでしょ?」

と呑気に尋ねるマリア。

「行けないよ。」

「え?そうだっけ?一試合勝たなかった?」

「一勝もしてないんだよ。断トツでグループ最下位だよ。」

私の意気消沈ぶりにようやく気づいたマリアが、こう言いました。

“I’m sorry. I didn’t mean to rub it in.”
「ごめんなさいね。こすりつける (rub in) するつもりは無かったのよ。」

ん?こすりつける?何のことだ?

マリアが去ってからオンライン辞典で調べてみたところ、「何かを相手の顔にこすり付ける」、それが転じて「人の欠点や失敗など、不愉快なことを繰り返し言う」という意味だと分かりました。要するに、「傷口に塩を塗る」ですね。

その後キッチンに行って水を飲んでいたら、同僚サラが現れました。

「今日、新しい表現を覚えたよ。Rub it inってやつ。」

そう私が言うと、彼女がニヤリと笑いました。

「サッカーでしょ。」

「え?何で分かったの?」

「大体想像つくわよ。」

「でもさあ、顔に何かこすり付けるって言ってもさ、イメージ湧かないんだよね。具体的にはどうやってこすり付けるのかなあ。」

と首を傾げる私の前で、サラは右足をすっと上げ、土下座状態の相手の頭を踏みつけて地面にグリグリとこすり付ける芝居を演じて見せました。ええ~?そういう過激なやつ?「傷口に塩」、なんてレベルの話じゃありませんね。

実際、かなり凹みました。このダメージは暫く尾を引きそうだ。

2014年6月17日火曜日

「泥縄」って英語で何?

12歳の息子が通う日本語補習校の運動会にスケジュールを合わせ、ミシガンから義理の両親が飛んできて我が家に暫く滞在することになりました。そんな折、義父の遠い親戚であるR社のM社長が、仕事のパートナーで我々夫婦の友人でもあるAさんと一緒にサンディエゴを訪問することになり、皆で会食する運びに。M社長は、日本を代表するビジネスマン。総理大臣や世界のトップエグゼクティブとお友達なので、我が家の知り合いの中でも断トツの成功者です。

秘書から事前に連絡が入り、社長とAさんはこの機会を利用してゴルフを楽しむ予定なので、私と義父に「ご一緒にいかがですか?」とのこと。場所は、USオープンの舞台としても使われる名門コース、Torrey Pines(トーリーパインズ)。ところどころ起伏が激しく、海風も強いため、難度の高いゴルフ場として有名です。

「二人とも永らくクラブを握っていないので、遠慮します。」

と二つ返事で(?)お断りを入れる義父。膝と手首の調子を崩している義父は、かつて毎週のようにコースを回っていたアマチュア・ゴルファー。さぞかし残念だったことでしょう。彼のそれに比べ、私のゴルフ歴はお粗末なもの。17年前に新婚旅行でミシガンを訪れた際に義父からお祝いとして買ってもらったクラブのセットは、押入れで埃を被ったまま。18ホール回ったのは、この17年間で5回ほど。スコアだって、一度も70切ったことが無い(ハーフで)。妻に誘われてレッスンを受けたことはあるけど、それも2年か3年前の話。この状況で、「石川遼と回ったこともある」M社長と、しかも超一流コースで同伴出来るわけがない。

翌朝、同僚リチャードに笑いながらこの話をしたところ、「あんた正気か?」という勢いで食ってかかられました。

「それほどの機会をみすみす逃すなんてどういうつもりだよ?僕だったら何が何でも参加するね。」

「だって知っての通り、ゴルフに関しちゃほぼド素人なんだよ。いくらなんでも相手に迷惑でしょ。」

「そんなの関係ないよ。たかがスポーツだよ。上手かろうが下手だろうが、楽しめばいいんだよ。そういう人物と5時間も一緒に遊べるんだよ。またとない機会でしょ!」

そう言われてみれば、確かにそうだよなあ。段々と勿体なく感じて来て、義父を通して「やっぱり参加させて頂くわけにはいきませんか?」と前言撤回を申し出たところ、すんなり通りました。これで、当日までのわずか10日間で「同伴者に迷惑をかけない程度まで」ゴルフの腕を仕上げなければならなくなりました。

数年前に指導をお願いした日本人インストラクターのS先生に急遽連絡し、事情を話したところ、「そういうことなら全力でサポートします」との有り難いお言葉。ほぼ一日おきに、アフターファイブのレッスン予約を入れました。彼の戦略は次の通り。

「長いクラブの練習は間に合わないでしょう。きっぱり諦め、大怪我しない方法でいきましょう。4番のユーティリティーを買って来て下さい。」

「まずはフォームとグリップを仕上げるため、8番アイアンの練習をしましょう。」

さらにパターと寄せを習い、最後にバンカーショットでまとめます。

「いよいよ明日ですね。短期間でしたが、やれることは全てやりました。あまり考え過ぎず、とにかく楽しんで来て下さい。」

と、にっこり笑うS先生。

そして昨日の午前中、M社長とAさんと三人で18ホールを回りました。青い空に青い海、涼しい微風、最高のコンディション。終わってみれば、彼らより40打ほど多く叩いていましたが、それでも生涯ベストスコアでした。二人はとっても優しく、カートの運転もスコアの記録も全てやってくれました。クラブを持って走り回るのに忙しい私に、一度などはM社長が私のバッグからパターを抜き取って、「これ、必要じゃないですか?」と持って来てくれました。「迷惑をかけない」という当初の目標を達成出来たとはとても思えないけど、「ゴルフを楽しむ」ことは出来ました。

さて、本番当日に至るまでの私の慌てぶりは、客観的にみれば非常に滑稽でした。どこからどう見ても、「泥棒を見て縄をなう」、つまり「泥縄」の10日間。これ、英語だと何と言うのかなあ、と色々同僚に聞いて回ったのですが、誰もぴったりした訳案をくれません。ネットで調べたところ、

“Close the barn door after the horse has escaped”
「馬が逃げてからbarn(納屋)の戸を閉める」

という訳が多く紹介されています。う~ん、近いような気もするけど、馬が逃げちゃってるってことは、もう間に合ってないんだよなあ。これだと根本的に意味が違うぞ。泥縄にはまだ挽回のチャンスが僅かばかり残っているんだから。もっとぴったりした訳はないものか、と思案しつつ、同僚サラを訪ねました。

Close the barn door っていうイディオム、知ってる?」

私の質問に、え?と動揺するサラ。「何てこと聞くのよこの人は?」という、意外なほど不審な表情。私が置かれていた状況を軽く説明し、「泥縄」に当たる英語表現を探してるんだよ、と付け足します。

「オンライン辞書に載っていたのはこの “Barn Door” イディオムなんだけど、日本語のドロナワとは違う気がするんだよね。」

と私が言うと、

「聞いたことはある表現だけど、私は使わないわね。」

暫く議論した結果、全く同じ意味のイディオムは英語に存在しないのではないか、という結論に達しました。

「最初は、Your barn door is open (納屋の戸が開いているよ)って表現について聞かれてるんだと思ったわ。このイディオム、知ってる?」

とサラ。

「いや、知らないな。どういう意味?」

「ズボンのチャックが開いてるよ、って意味!」

「え?それは知らなかった!」

サラと一緒にひとしきり笑ってから、自分のオフィスに戻りました。部屋に入る直前に思わず立ち止り、ズボンの前を確認しました。


2014年6月13日金曜日

Run it up the flagpole 事案を上層部に上げる

先日ロングビーチ支社に出向いた際、中堅PMのアリーシャと久しぶりに言葉を交わしました。彼女はイディオムを多用するタイプなので毎回会話を楽しみにしているのですが、今回もこんなフレーズが飛び出しました。

“So I ran it up the flagpole.”

直訳すれば、何かを「旗竿の上へ高く掲げた」ということですね。これ、以前にも何度か聞いている言い回しなのですが、意味をつかめずにいました。

「今のどういう意味?なんでフラッグポールが出て来るの?」

「あ、またイディオム使っちゃったわね。ごめんなさい。要するに、上層部に話を上げた(Escalated)ってことよ。」

「え?そうなの?前にネット辞書で調べた時には、違う意味が載ってたんだけど。」

そうなんです。このイディオム、どこで調べても、

To propose an idea or make a suggestion in order to learn the reaction of others to it.
提案して皆の反応をうかがう

といった訳しか出ていないんです。つまり、何かを旗竿のてっぺんにするするっと上げて、皆がどう出るかを見る。これならビジュアル・イメージに沿ってるし、納得です。でも、アリーシャの説明は微妙に違う。いや、微妙どころじゃないな。旗竿を組織の階層に見立てているわけだから、完全に別モノだ。

そんなわけで、職場の同僚たちにセカンドオピニオンを聞いて回りました。アルフレッド、スー、サラ、レベッカ、そしてジェイソンと5人にヒアリングをかけた結果、全員がアリーシャの解釈に同意していることが分かりました。リスクマネジャーのスーには辞書サイトのリンクまで送って違いを指摘したのに、

“Interesting….”

と、そっけない反応。う~む。ネットに出てる情報が全て正しいとは限らないなんてことは百も承知だけど、ここまではっきり違うとはなあ。

ダウンタウンのオフィスで同僚ステヴと話したところ、

「うん、それはネットが間違ってるね。」

とキッパリ。

「でも偶然だなあ。ちょうど昨日、そういう発言が会議で飛び出したんだ。」

彼の出席した会議中、クライアントに提出するレポートのある一章を、まるまる削除すべきかどうかの議論になったそうです。これは難しい判断で、プロジェクトチームの面々が皆で数分間唸ります。ここで誰かが、

“Why don’t we run it up the flagpole?”
「旗竿のてっぺんに上げたらどうかな。」

と提案したところ、最ベテランの出席者が、

“We ARE the flagpole. There’s nobody else. Let’s cut the chapter.”
「俺たちが旗竿なんだよ。他に誰もいやしない。この章、削除しようじゃないか。」

と答えて、皆が笑ったのだと。

う~ん、そうなのか。でもやっぱり、なんかすっきりしない。


この話、このブログに上げて、読者の皆さんの反応をうかがうことにします。

2014年6月8日日曜日

Run the gauntlet 袋叩きに合う

先日、12歳の息子が珍しくクラスメートの悪口を言い始めました。段々興奮が募って来たようで、しまいにはヤクザみたいな口調になって来ました(とてもここでは書けませんが)。これはまずいと思い、言霊思想まで持ち出して戒める私。悪口を言う時って、つい調子に乗って大袈裟になりがちです。冷静に考えればひとつの個性に過ぎない要素ですら、悪意のメガネを通して拡大してしまう。息子に諭しつつも、大人だってよくやっちゃうんだけどね、と苦笑い。

さてここ数週間、オンラインPMツールの使い方をプロジェクトマネジャー達に教えて回っています。トレーニング講師の仕事を大好物とする私にとって、実に楽しい時間です。問題があるとすれば、トレーニングを受ける側からの反発。ここ数年レイオフの嵐が吹き荒れ、PM一人当たりの仕事量が激増しているにもかかわらず、マネジメントツールが続々と追加されている。「またかよ、もう勘弁してくれよ。」と誰もが辟易しているのですね。

かつてはのびのびと仕事していたPM達も、上層部が押し付けて来る非現実的な経営目標に何とか応えようと、青息吐息。技術屋の真骨頂を発揮するより、「一日でも早く代金を支払ってもらえるようクライアントと掛け合う」ことの方が優先されるような社風に変わってしまった結果、経営ツールの追加は更なる締め付けの強化とみなすPMがほとんどなのです。そんなわけで、新しいツールの使用法を教える時は極めて明解に、「これであなたの仕事が楽になりますよ」というメッセージを強調するよう努めています。

先日のロングビーチ支社でのトレーニング中も、この支社で働く技術屋のマークがちょくちょく茶々を入れて来ました。彼は、日頃から会社の提供するマネジメント・ツールの撤廃を声高に叫んでいる不満分子。少しでも込み入った使い方を紹介すると、「こんな役立たずのシステムはゴミ箱に捨てるべきなんだよ!」と鬼の首を獲ったように抗議するマーク。

その日の朝、彼の仕事を少し手伝いました。前の週にクライアントから承認された追加予算をオンラインシステムに足しこもうとしていたのですが、タスクへの振り分けが複雑で、頭がこんがらがってしまったのだそうです。彼のプロジェクトはただでさえ利益率が低く、財務部門からの厳しい質問が集中しがち。ちょっとでも数字を間違えようものなら、即座に文句が飛んで来るのだと言います。そうかなあ。被害妄想が過ぎるような気がするんだけど…。

仕上げた予算表の数字を、私が代わって打ち込みます。システムの複雑さを罵りつつ、マークがSubmit (提出)ボタンを押す。ここからオンライン決裁がスタートします。経理や財務の担当者が、順々に承認・不承認を決めていくのです。

やれやれ、やっと終わったという表情のマーク。その時、こんなセリフが彼の口から飛び出しました。

“Now I’m running the gauntlet.”

直訳すれば「さあ、ガントレットを走るか。」ですが、さっぱり意味が分からない。

「ちょっとマーク、ガントレット(ゴーントレッと聞こえます)って何のこと?」

彼の解説によると、二列に並んで向き合った大勢の兵士たちが棍棒や鞭を持ち、間を走り抜ける人をぶん殴る刑罰がかつてあったそうで、この二列の陣形をGauntlet と呼ぶのだそうです。大抵の場合、受刑者は出口まで辿り着けずに絶命するのだと。

私の訳はこれ。

“Now I’m running the gauntlet.”
「さあ、袋叩きに合うとするか。」


針小棒大にも程があるぞ、マーク。

2014年6月5日木曜日

Have a cow COWを飼う?

月曜日はロングビーチ支社へ出張したので、シールビーチに住む元同僚のリサを晩飯に呼び出しました。夕方6時、カリフォルニア・ピザ・キッチンに現れた彼女と、強めのハグで再会を喜びます。

会社が大量解雇を繰り返し、社内の雰囲気がどんどん悪化していた2年前、お母さんのアルツハイマー症状が進んで来たことが背中を押して、辞表を出した彼女。それからほぼ毎日、自宅とお母さんの家とを往復する生活だと聞いていたので、きっとすっかりやつれてるんだろうな、と覚悟していたのですが、ほとんど様子が変わっていませんでした。

「こうして友達と会って話すことが、私の元気の源なのよ。」

と笑うリサ。

「ここ2年の間に会社に起きた変化はすごいよ。どれだけ沢山の人が退社したか、聞いてる?」

「ええ、聞いてるわ。ほんとに大変みたいね。」

「ま、僕はそんな中でも楽しくやってるんだけどね。」

それから暫く話すうち、リサの少し前に辞職した、彼女の上司だったエリックの話題になりました。

「彼、新しい会社でパサデナ支社の開設を任されて、半年で実現させちゃったの。とっても張り切ってるわ。」

「あの人は若いのに、才能も人望もすごいよね。」

「希少な人材よね。」

そう、エリックみたいな優秀な社員を失った背景には、組織の巨大化とともに硬直化する指揮系統の問題がありました。

「自分の部下たちを守る権限さえ失くしたんだもの。やってられないわよね。」

「大企業病って奴だよね。」

それで思い出したのが、先日うちのチームに起きた、ある事件です。我々の専門であるプロジェクト・コントロールは、煎じ詰めればサービス業。社内のPM達が仕事をしやすいように情報を集め、分析し、分かりやすい形にしてお届けする。チームメンバーの業績評価は顧客であるPM達からの声を聞かないと出来ないだろう、という考えから、アンケートを取ることにしたのです。無料オンライン・サービスのSurvey Monkey を使い、三つの質問を作りました。

「サービスのクオリティは?」
「期日を守れているか?」
「受けたサービスに対してコストは高すぎないか?」

チーム・ミーティングにかけたところ、満場一致でこのアンケートを実施することになりました。ところが、後日人事部から待ったがかかります。

「会社のお墨付きが無いアンケートの結果をベースに業績評価をした結果、給料に不満を持つ社員がこれに抗議するかもしれない。うちのグループだけこんなことをやって不公平だ、と訴えられたらどうする?カリフォルニアは訴訟の多いことで有名な州だということを忘れるな。」

そんなわけで、アンケートは業績評価に使えないことになっちゃったのです。これを聞いたリサが、あきれ返ったような顔で、

“Eric would have a cow!”
「エリックなら牛をhaveするでしょうね!」

と反応しました。

ええっ?牛?と思ったけど、会社の変わりようを語るエピソードの在庫がまだまだあったので、ここは突っ込まずに先へ進みました。しかし別のエピソードを紹介した時、またしても

“Eric would have a cow!”

とリサが言うので、ここは聞いておかねば、と話を止めました。

have a cow ってどういうこと?」

「エリックなら牛を飼うだろう」と直訳しても、全く意味が通じません。

「あ、それはね、Give birth to a cow(仔牛を産む)ってことよ。」

と笑って答えるリサ。なんじゃそりゃ?ますます意味が分からん。「エリックなら仔牛を産むでしょうね。」だって?

「つまり、エリックがそれを聞いたらUpset(取り乱す)でしょうね、ってことよ。」

「ちょっと待ってよ。仔牛を産むことと取り乱すことと、どんな関係があるの?」

「さあ、それは私にも説明出来ないわ。」

ええっ?そんなオチ?

翌日、サンディエゴ支社のコピールームで若手の同僚ジェイソンと会ったので、解説を求めました。

「自分の股から仔牛がどーんと出てくるところを想像してみてよ。そりゃ取り乱すでしょ。」

少しのけぞってO脚になり、股から両手で仔牛を取り上げるジェスチャーをしたところへ、同僚のリタが入って来ました。ちょっとうろたえるジェイソン。

「おはようリタ、Have a cowって表現知ってる?」

と取ってつけたような質問をする彼に、

「知らない。」

と素っ気なく答えて背を向け、コピーを取り始めるリタ。想像上の仔牛を両手で抱えたまま当惑するジェイソンに、お礼を言って立ち去る私でした。



2014年5月28日水曜日

Vanishing Act 雲隠れ

数か月前、オレンジ支社のランチルームで同僚のジャネットと話していた時、彼女が最近夢中になっているJodi Picoult (ジョディ・ピコー)という作家の話題になりました。

「すご~く深いのよ。彼女の小説って、普遍的だけど簡単に白黒つけられないような難しい問題を扱ってるの。」

切なくて苦しくて、読み終わった後も暫く打ちひしがれちゃうような物語ばかりなんだと。

「へえ。それは面白そうだねえ。僕もその手の話、好きなんだよね。」

うっかり興味を示したところ、彼女は翌週私のところへやってきて、

「これ貸してあげる。きっと気に入るわ。」

と、それぞれ厚さ5センチほどもあるペーパーバックを三冊、どさっと手渡しました。

The Pact
Perfect Match
Vanishing Acts

三冊中、Vanishing Acts というタイトルが妙に気になりました。Vanishing(忽然と姿をくらます)Acts(行為)。どんな話だろう?こういう謎めいたタイトルに弱いんだよなあ。

有難うと笑って受け取った私ですが、しまった、やっちまった、と内心大いに悔やみました。英語の小説読むのは、時間かかるんだよなあ。ちゃんと読めるかな?

予想通り、三冊のペーパーバックは一頁もめくられることなく私の本棚で数か月間眠ることになりました。オレンジ支社に出張し、ジャネットと出くわす度に、一言の感想も述べられないことが心苦しく、このままではストレス源になってしまうということで、先々週、遂に打開策を絞り出しました。

「ごめん。一冊も読めなかったけど、とりあえず全部返すね。図書館でCD本を借りることにするよ。ドライブする時に聴いてみる。」

その翌週火曜日の夕方、帰宅して家族と一緒にアパートのプールサイドで過ごしていたところ、iPhone に同僚ジムからメールが入ります。

「今日、解雇された。これまで一緒に仕事出来て楽しかったよ。有難う。」

妻の目の前で、みるみる元気を失っていく私。ここ数か月、彼の仕事量が減っていたことは知っていましたが、まさかクビになるとは思ってもいませんでした。

翌朝、オレンジ支社の緊急マネジメント会議がありました。電話越しに、ジムは二十人近い解雇者の一人であるという説明がありました。ジャネットの名も、リストに入っていました。反射的に、「ああ、本返しておいてよかった。」と思っている自分に気が付いて、複雑な気分になりました。

ジムのオフィスに行ってみると、室内が綺麗に片づけられ、部屋の入り口にあった名札も取り去られていました。まるで彼の存在が、唐突にこの世から掻き消されてしまったかのように。オレンジ支社では、ジャネットのオフィスもきっとこんな風にからっぽになってるんだろうな


やるせない午後でした。

2014年5月24日土曜日

Used-Car Salesman 中古車セールスマン

私の働く会社は、サンディエゴ郡内に三つの支社を構えています。これらを統合する動きは数年前からあったのですが、遂に今年の11月、ダウンタウンの高層オフィスビルに引っ越すことが決定しました。現在ダウンタウンの支社で働いている者にはわずか数百メートルほどの移動ですが、郊外の二支社にとっては極端な勤務条件変更。通勤時間は増大し、駐車にかかる出費も嵩みます。更には個室を奪われ、「オープン・オフィス」なるものに放り出される。こんなひどい話があるか、と不満の声があちこちから聞こえて来ます。

火曜日のランチタイムには、引っ越し先のビルの大会議室へ三支社の社員が招集されました。新オフィスのレイアウトや設備に関する説明会が催されたのです。当日の朝、総務のヘザーが皆に一斉メールを送ります。

「今回の引っ越しを指揮している上層部の人たちと直接話が出来る、またとないチャンスです。忌憚なく意見を言いましょう。」

すかさず若手の同僚ジェイソンが、

War paint (インディアンが出陣の際に施す化粧用の絵の具)が欲しい人は俺のオフィスに来てくれ。」

と冗談メールで返します。

「プライバシーの心配をする人もいるだろうけど、それは大丈夫だよ。対面する社員との間にはコンピュータのモニターがあって視界を遮るわけだし、集中していれば、周りの話し声もそのうちホワイト・ノイズに変わるから。」

引っ越しの指揮を執っているA氏が、笑顔で話します。

「どの窓からも、絶景が拝めるんだ。特に西側のオーシャン・ビューは最高だぞ。」

「他の社員とのコミュニケーション時間が増して、コラボレーションの機会が生まれるんだ。これは画期的なことだよ。」

You’re gonna love it! (絶対気に入るって!)」

翌日、同僚たちに説明会の感想を聞いてみました。ほぼ全員が、

「おためごかしを言いやがって。コスト削減の話なんかほとんど出なかったじゃないか。正直に本音を明かせってんだ!」

という不信の反応。同僚リチャードとジェイソンと話した時には、こんな言葉が飛び出しました。

“That guy sounded like a used-car salesman.”
「あいつは中古車セールスマンみたいだったよな。」

これは時々耳にする言い回しですが、明らかにネガティブな意味合いです。私も渡米してから何度か自家用車の売り買いをしていますが、中古車セールスマンの手練手管はなかなかのもの。買い替えを上手に勧めながら難癖をつけてえげつない下取り価格を提示したり、ちょっと上司と話して来ると一旦引っ込んでから、「今回限りという条件でビッグ・ディスカウントを認めてもらったよ。人には絶対言わないでよね。」と興奮を装って戻って来る、など。職業に貴賤は無いと言いますが、「憧れの職業」ランキングに食い込むのは難しいでしょう。

さて、我が家の話。主に妻が運転しているトヨタRav4(2007年型)の走行距離が、下取り価格が急落するという10万マイルに近づいているので、買い替えを考えて中古車センターを回っています。二、三年落ちのRav4一本に絞って探しているのですが、「見た目が大事」な彼女のお眼鏡に叶う色がなかなか見つからない。大好きなネイビーブルーは、ここ数年Rav4に採用されていないようなのです。最近使われているシルバーも、灰色がかったブルーも、イマイチ響かない。

水曜の夕方、家族で出向いた先の中古車ディーラーで、エリックという若手のセールスマンが対応してくれました。あまりグイグイ押して来ないし、見え透いた駆け引きも使ってきません。何となく拍子抜けしつつ何台か見て回ったところ、帰る間際になって、

「ちょっと待って下さい。うちのマネジャーを呼んで来ます。私がちゃんと接客していた、と言ってもらえます?」

と引き止めます。いいですよ、と待っていたら、でっぷり太ったアラブ系の中年男が現れました。レンズに薄く色のついたメガネ、グリースをタップリ塗り込んだオールバックの髪。更には、ハクション大魔王みたいなナマズひげまで蓄えています。なんなんだ、このインチキくさい面構えは?ほとんどコントの扮装じゃないか。

我々夫婦と少し強めの握手をした後、張りのあるバリトンで強引なプッシュをかけて来るマネジャー氏。今日見た車のどこが気に入らないのか?この場でディールを纏めるためには、何をおつけすれば良いか?超低利のローンはいかが?

“How can I make you happy?”
「どうしたらお二人をハッピーに出来ますかね?」

と満面に笑みを浮かべる中年男を、

「色をネイビーブルーに変えてもらえます?」

と言って黙らせる妻。

帰宅してから、Used-Car Salesman という言葉をあらためて調べてみました。
オックスフォード・ラーナーズ・ディクショナリーに出ていたのが、この例。

“The British television character Arthur Daley is regarded as a typical used-car salesman, i.e. confident and friendly, but dishonest and not very successful.”
「イギリスのテレビ・タレントであるアーサー・デイリーは、典型的な中古車セールスマンと言われている。自信たっぷりでフレンドリーであるが、不誠実であまり成功していない。」

う~ん、すごい悪口!