去年ボストンから転勤して来た同僚サラが、先日こんなメールを職場のみんなに送りました。
Brrr,
watch out for frostbite people!
ブルブル、みなさんフロストバイトにご用心!
フロストバイトというのは凍傷のこと。Frost
が「霜」でBite
は「噛む」ですから、なんとなくイメージが湧きますね。
メールに添付されたリンクには、南カリフォルニアに訪れた寒波を報道する映像を繋ぎ合わせたものが...。
「木の葉が風に吹かれて飛んでいます!」
「髪の毛が強風で乱れてしまいます!」
「ある男性はウィンドブレーカーまで着ています。」
「スターバックスでは、店内を訪れるよりドライブスルーを選ぶ人が多くなっています。」
年間を通して温暖な南カリフォルニアの住民たちは、ちょっとした寒さにも哀れなほどうろたえてしまうのです。番組はこれを笑い飛ばしているのですね。そういう私も、家族で一番の軟弱者。寒さは大の苦手です。出来ることなら冬の無い土地で一生を送りたい…。
しかしながら、今年は有給休暇をまとめ取りし、クリスマスから元旦にかけてミシガンにある妻の実家を訪問中。昨日まで三日間は、みんなでカナダを旅行してました。ナイアガラの滝には大勢の観光客が押しかけ、耳がちぎれそうな寒さの中、大自然の迫力を楽しんでいました。
帰宅途上に立ち寄ったLake
St. Clair (セントクレア湖)は完全に凍結していて、Ice
Fishing
(穴釣り)を楽しむ人がチラホラ。12歳の息子は大はしゃぎで氷上を歩き、釣り人たちを見に行きました。妻も平気でどんどん沖へ。私は厳重に重ね着した上、車内で義父母と暖を取りながら待ちました。なんで私はこんなにひ弱なんでしょう?
湖を去る時、今から釣りへ向かおうという出で立ちの若い男たちとすれ違ったのですが、その一人はなんと、半袖Tシャツ姿でした。ズボンが少しずり落ちていて、下着のパンツまで見えてました。ひえ~!