先週、部下のシャノンと一緒にサンフランシスコへ短期出張して来ました。
去年買収した会社の社員がわが社のプロジェクト・マネジメント・システムを使いこなせるようにするため、5月に全米各地の支社でトレーニングが開催されます。カリフォルニアの支社で教えるトレーナーを養成するためのトレーニングが、サンフランシスコで開かれたというわけ。参加者は十人程度でしたが、その半数は買収先の社員。
過去数年間ほぼ毎日このシステムを使用して来たシャノンや私から見れば、まだ実物を操作したこともない人達が短期トレーニングを受けただけでトレーナーになるというのは、どう考えても非効率的です。そんな回り道をせずとも、我々経験者に任せてくれればずっと低コストで教えられるのに、と二人で不審に思っていました。
今回のトレーニングでは、「経験者と未経験者がペアを組んでトレーニングに当たる」という方針が強調されたのですが、新人トレーナーのサンドラが、
「効率性から考えれば、経験者トレーナーが前でプレゼンし、未経験者トレーナーが教室の後ろからサポートする、という体制がいいと思うんだけど。」
と提案したところ、今回のトレーニングを仕切っていたピーターが、
「いやいや、未経験者のトレーナーがメインで教えることに意味があるんだよ。」
と答えます。
「同じ組織の人間から手ほどきを受けた方が親近感が湧くし、そもそも経験者というのはね、」
と続け、こんなフレーズでキメました。
“They tend to shove it down your throat.”
このイディオムは簡単に映像が浮かんで来るので、すぐに意味が分かりました。
“Shove something down one’s throat”で、
「喉に無理やり押し込む」
ですね。
つまり受講者に対し、その理解度を踏まえず内容をただ乱暴に詰め込むだけだ、という話。私の訳は、これ。
“They tend to shove it down your throat.”
「往々にして彼らは、乱暴に詰め込もうとするんだよ。」
非常に心外ではありますが、頷ける理屈です。来週水曜からスタートするトレーニングの旅。ピーターの一言を肝に銘じ、新人トレーナー達のサポートに徹する所存であります。
昔々「ディープ・スロート」という洋ピンが話題になったのを思い出したネ。
返信削除おお、久しぶり!と思ったらいきなり下ネタ?
返信削除「マンマ・ミーア」「レ・ミゼラブル」のアマンダ・セイフライドが「ディープ・スロート」を演るって話が一時期話題になっていたよね。
返信削除http://matome.naver.jp/odai/2139364504757235201
「ディープ・スロート」は当時、社会現象になったと言われる問題作だったらしい。ただのポルノではなかったみたいダヨ。その辺アメリカの人たちはどう感じてるのだろう。
そうだったのかあ。今度仕事以外の場でアメリカ人に聞いてみます。
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